心と体によく効く、大人の山歩き by 西野淑子

第37回 火山活動で作られた神秘的な高原の湖沼「五色沼湖沼群」(福島県・北塩原村)

高原で沼めぐりを楽しんでみませんか。磐梯山の北側山麓、標高800mに広がる裏磐梯は、水と緑の美しい景観が楽しめる高原リゾート地。裏磐梯の代表的な観光地「五色沼」をご案内します。

沼の向こうに磐梯山の山容を望む「るり沼」

明治21年に、磐梯山は大噴火を起こしました。山の形が変わるほどの噴火により岩なだれが発生し、川をせきとめて大小300以上もの湖沼が生まれたのです。桧原湖、小野川湖に囲まれて湖沼が点在する五色沼には、約4kmの自然探勝路が設けられています。

裏磐梯ビジターセンターで散策マップを入手し、スタート。まずは毘沙門沼を目指します。五色沼最大の沼で、ボートに興じる人々も多く見られます。高台の展望地から沼全体を眺めることができます。

五色沼湖沼群最大の毘沙門沼

散策路には道標があちこちに立てられ、沼のビューポイントには名前の看板と現在地を示す地図もあります。沼の水の色は深い青や赤みを帯びた茶色、緑色などさまざまです。水中の微粒子が光を拡散することで色が変わると言われ、天気や季節によっても色合いが異なります。

不思議な色合いを見せる「みどろ沼」

散策路はよく整備されて歩きやすい道。青々とした葉が茂る夏も心地よいですが、秋に木々が赤や黄色に彩られた中を歩くのも楽しみです。未舗装の道なので、スニーカーなど履き慣れた歩きやすい靴が安心です。

歩きやすく心地よい散策路。観光客の姿も多い

赤沼、みどろ沼を過ぎてしばらく進むと、ウッドデッキのある弁天沼へ。広い沼の向こうに見えている、たおやかな姿の山は西吾妻山です。少し先にあるるり沼にもウッドデッキがあり、こちらは荒々しい岩肌を露出した磐梯山を眺めることができます。

真っ青な水をたたえた弁天沼。奥に西吾妻山の姿が

さらに進んで柳沼までたどり着くと、ゴールの裏磐梯高原駅バス停まではあと一息です。バスを待っている間に、裏磐梯物産館で会津の名産品をお土産に選んだり、食事をしていきましょう。

会津塗の漆器など名産品が揃う裏磐梯物産館

裏磐梯の宿をベースに1泊2日の山旅がおすすめです。温泉宿でゆったりとくつろぎ、自然散策や湖でのウォーターアクティビティを楽しみたいものです。猪苗代湖まで足をのばすのもよいでしょう。

【五色沼湖沼群:山歩きデータ】
アクセス:JR磐越西線猪苗代駅からバス30分、五色沼入口下車
所要時間:1時間30
体力度★☆☆ 技術度★☆☆

Tag

このページをSHAREする

最新記事一覧へ