旅のモチベーションはスポーツ! ラグビーワールドカップ@フランス 緊急連載企画② 開幕戦はパリ! (フランス)

短期連載企画、初回MARUNOUCHIからパリへ。

2023年9月8日、いよいよラグビーワールドカップ開幕!
オリンピックを翌年に控える開催国のフランス。オリンピックに向けた準備が着々と進む中、パリのコンコルド広場には公式ストアやステージ、大型ビジョンなどがあるラグビービレッジが特設されています。

コンコルド広場のラグビービレッジ、右は公式ストア

街を歩けば、ポスターなどが目に入り、お祭りムードを盛り上げてくれます。世界中からファンが集まり、10月28日の決勝までこの華やぎが続くことでしょう。

 

開幕戦はフランスvsニュージーランド。会場は約8万人を収容するスタッド・ド・フランス。
パリの北、中心部からはメトロで20分ほどのサン・ドニという街にあります。

 

サン・ドニには歴代フランス君主の埋葬地となったゴシック様式の素晴らしいサン=ドニ大聖堂があり、素晴らしいステンドグラスなど一見の価値ありです。あの、マリーアントワネットもここに埋葬されているとか。この教会の近くにもラグビービレッジが造られていました。

 

ワールドカップ開幕は20時からのセレモニーから始まります。私は19時頃からコンコルド広場のラグビービレッジへ。賑やかなライブなどが行われ、すでに盛り上がっています!ラグビービレッジでは公式飲料であるアサヒスーパードライが飲めました。アルコール販売はないかもと思っていたのでひと安心(笑)、周りのフランス人たちと乾杯の嵐です。

洒落た演出の開幕式のあとは、フランス空軍によるアクロバット飛行で、フランス国旗のトリコロールが見事に空を染めていきます。

そして21時の試合開始とともに街々のカフェやパブでも店内のモニターに白熱する観戦者の歓声が響きます。結果はフランス勝利!パリの夜はまだまだ続きます。

さてパリでの私的おすすめをご紹介。
ひとつは「サマリテーヌ百貨店」。セーヌ右岸のポンヌフ近くにあります。1870年創業という老舗デパートは2005年老朽化により閉鎖。その後改修工事が行われ、2021年に再オープンしました。必見は「ポンヌフ館」。吹き抜けの空間に最上階まで続く美しい階段。植物をモチーフにした曲線が美しいアールヌーボー様式です。


開放感のある硝子の天井を目指し最上階へ上がってみましょう。素晴らしい壁画が周辺を囲みます。きらびやかなデザインはアールヌーボーの極みです。この壁画、職人の手によりかつての美しさが蘇ったそうです。お買い物をしなくても(笑)豪華な空間に酔いしれてください。

「サマリテーヌ百貨店」

そして「オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ」。パリの歴史博物館です。コンコルド広場に面し、こちらも2021年にオープン。
もともとは王室の調度品保管所としての役割をもち、その後は海軍省として使われていた建物を歴史的建造物ミュージアムとして蘇らせました。

18世紀当時の王室の家具や内装などを展示、一流の職人技が描き出す華麗な館を日本語対応のヘッドフォンを付けて巡ると、その場で生きていた人々の息遣いを感じることができます。荘厳な大広間や館主たちのプライベートな部屋、享楽にふけたゲームの間など、夢の跡を辿ることができます。バルコニーからはコンコルド広場が一望。そう、目の前にはラグビービレッジがあるのです。

「オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ」

 

パリですから、美食も。凱旋門から歩いて10分ほどのところ、8区にある「Onor(オノール)」。有名シェフ、ティエリー・マルクス氏によるガストロノミーレストランで、2023年2月オープン。マルクス氏は「マンダリン・オリエンタル・パリ」のミシュラン2つ星レストラン総料理長を務める傍ら、無料の料理人養成所を開設するなど社会貢献に取り組んでいます。「オノール」では伝統とイノベーションの融合がテーマで、co2削減に共鳴する生産者から直接食材を買い付けするなど、彼の信念が貫かれています。

店内はエレガントでありながら、親しみやすさがあり緊張感を和らげてくれます。インテリアは古い家具や再生材などのリサイクル品を使用しているそう。席からは厨房も見えます。

物理化学者とコラボしているとのことでフレーバーの抽出や濃縮など革新的な技術を使いつつ、ちゃんと何を食べているかがわかります(笑)。今後さらに進化を続けていくことでしょう。

「オノール」

 

次回は、日本対チリ戦が行なわれた、フランス第4の都市・トゥールーズをご紹介します。

取材・文/関屋淳子

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