ニホンノカタチ by yOU(河崎夕子)

「移動は手軽に、現地で贅沢に」旅の新しいスタイル〜中国重慶の知られざる魅力〜vol.01

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旅行はツアーが楽チンと決めている人、こだわりの個人旅行を好む人、リゾートでのんびり、遺跡巡り、現地体験型
の旅...と旅のスタイルも多様化するこの頃。
「移動は手軽にリーズナブルに、現地ではちょっと贅沢に」という旅も一つのスタイルとして人気を集めそうです。 特に移動時間が短いアジア圏にはLCC(格安航空会社)の行き来が増え、格安料金での移動のチャンスが増えました。

今回は私フォトグラファーyOUが、LCCを使って中国の古都重慶で贅沢な時間を過ごす旅を4回に渡ってご紹介します。

 【vol.01. LCC(格安航空会社)の魅力とは?】
 ●初LCCの旅。未知なる成田空港第3ターミナルとは? 
私にとっては初のLCC利用の旅とあって、LCC向けに作られた成田空港の第3ターミナルも気になるところでした。 2015年4月にオープンしたばかりのまだ比較的新しいこのターミナルは、リムジンバスでは第1ターミナル、第2ターミナルを巡ってからの終着地。同じ敷地内ながら、空港内に入ってから30分ほどかかってしまいますが、第2ターミ
ナルから歩いてもアクセスが可能です。
第3ターミナルの停留所でバスを降りると、そこには陸上競技場のトラックのような赤と青の直線や曲線が行き交う通路。第2ターミナルからのアクセスガイドでもあるこの通路を歩いて建物内に入ると、そこはまるでアメリカの大
型スーパーのような柱や天井がむき出しの内装のターミナルでした。
 

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陸上競技場のトラックのようなアクセスガイドライン
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第3ターミナルは柱も天井もむき出しの内装

第1や第2とは全く異なるムードに多少戸惑いつつも、これが低コストを実現するが故の工夫なのかとキョロキョロ。幾つかの航空会社のチェックインカウンターが並び、行列も見受けられる朝8時、ちょうど出発を控えていたオーストラリア、メルボルン行きのジェットスターと、今回私が搭乗予定の重慶行きのスプリングジャパン(春秋航空日本)に人が集中していました。 

そのほか各LCCは国内外へ航路を持っていて、どちらも同じフロアでチェックインできるのもこのターミナルの特徴です。 
チェックインを済ませると手荷物検査へのアクセスの途中に、空港としては最大級と言われる450席の大きなフードコート、そして書店やコンビニ、お土産屋さんなどが数軒並んでいます。 
LCCの機内では食事は大抵がオプションのため、ここ第3ターミナルでは、搭乗前に大型フードコートで腹ごしらえするのも時間の過ごし方の一つ。もちろん出国審査を済ませた後は、第1や第2と同様に免税店のショッピングも楽しむことができます。

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奥に空港最大級のフードコート。出入国の乗客で賑わっていた
●スプリングジャパン(春秋航空日本)の重慶行きは大人気。
今回利用したスプリングジャパン(春秋航空日本)では、現在中国への海外便のほかに、国内は佐賀便と広島便に加えて今年新たに関西と新千歳にも就航し、現在4路線を保有しています。
ターミナルのチェックインカウンターを見つけ、中国人の団体客の大行列を横目に個人客列を進むと、日本人スタッフが対応してくれました。
そして搭乗する便では日本人の乗客がたった4名だけだったことを告げられ、英語か日本語が話せる乗客ということで非常口座席へ案内されました。この非常口座席、非常時には勿論スタッフと協力しなくてはなりませんが、座席自体は通常のエコノミークラスの座席よりもゆったり広くなっているので、喜んで引き受けることにしました。

スーツケースを預けると機内に持ち込める手荷物はたった一つ、しかもサイズにも規定があります。

私はこの日のために、手荷物として持ち込む予定のカメラバッグにいかにコンパクトにまとめるか、事前シミュレーションしたものでした。笑

出国審査を終えるとシャトルバスの運行時間までロビーでゆっくり時間を過ごしながら、駐機場を眺めると各種LCCの機体はこれまでにないような色鮮やかなものもあって、その光景を写真に納める乗客も多数いました。 
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ロビーからの眺め。LCCの機体はどれも色鮮やかで青い空に映える
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タラップを上がっての乗り込みの際はこんな眺めも
LCCの特徴の一つとして、離発着時間の正確性が挙げられます。予定通りの離陸時刻が近づくとシャトルバスで駐機場へ。タラップを使って機内に乗り込む感じは飛行機好きにはたまらない瞬間でしょう。
搭乗率ほぼ100%のこの日、日本人乗客4名のうちの1名...と貴重な存在となった私が通された非常口座席が、期待を上回る広さの座席であったことに嬉々としました。
LCC自体が新しいこともあって、機材や設備は簡易的ながら新しくて気持ちがいいのも嬉しい特徴の一つ。
ただし、機内オーディオやビデオ設備がないため、CAによる非常用設備案内のデモンストレーションが行われる風景は、子供の頃初めて飛行機に乗った時のことを思い出しました。
周りはほとんどが日本観光から帰国する中国人の乗客。ファミリーも多い中で、子供達の旅の後の高揚感が感じられる機内でした。

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新しい清潔感にあふれた機内
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機内誌やショッピング冊子などにも使われる春秋航空のカラーのグリーンが映える
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座席から見えるCAによる非常用設備案内のデモンストレーション。
●機内の飲み物から食事まで全てがオプション
LCCの機内では食事や飲み物が付いていません。それぞれが必要なものを代金を支払って手に入れる仕組みになっています。LCC以外での国際線などでは通常配布される機内食は、スプリングジャパン(春秋航空日本)では1食800円で注文でき、その場で日
本円か中国元で支払いをすることになります。
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食事は全てオプション
今回は特注のお弁当「桜弁当」を事前注文しており、機内に乗り込むとCAの方から何時頃提供するかどうかを質問されました。特注弁当には他に「小春弁当」があって、どちらもLCCではちょっと高級な2300円、前日までのWEB予約が必要です。
いずれも和風の逸品が並び様々な味が楽しめる幕内風のお弁当で、温められてホカホカのまま提供され、日本茶のサービスがつきます。
他よりもグレードの高い特注弁当をいただくと、なんだか贅沢な気分になりました。もちろん別オーダーでアルコール類も数種取り揃えています。
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桜弁当。おかずがたくさん!
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もちろんアルコールメニューもあります!
周囲もランチタイム、周りからは麺をすする音...中国人の方々はカップ麺をオーダーされることが多いのだとCAの豊田さん。カップ麺はオーダーを受けてからCAが一つ一つお湯をさしてお客様のところまで運んでくれます。
今回の目的地、重慶までは5時間15分、オーディオなどがない分、CAとの"Face to face"のコミュニケーションも暖かく、途中ストレッチタイムも。
このようにそれぞれが必要なもの、必要ないもの、少しだけグレードアップすることもできるLCCのサービスはそれぞれのニーズに応える「カスタマイズの旅」の一部と言えるのではないでしょうか?
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みんなでストレッチ。普段とちょっと違ったフライトを楽しめた
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クルーのみなさんも笑顔でフレンドリー。
重慶の町の情報も詳しく教えてくださいました。
次回はいよいよ重慶到着!街の中心街でシックな時間を過ごせる「JWマリオット.ホテル重慶」をご紹介します!

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取材協力:スプリングジャパン(春秋航空日本)
取材・文:yOU(河崎夕子)




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