VOL.20 OMO5金沢片町(おも)by 星野リゾート 堀 安優美さん

接客は天職! ハッピーオーラで周りを元気に

VOL.20 堀 安優美(あゆみ)さん 1995年生まれ、28歳 OMO5金沢片町(おも)by 星野リゾート

 

加賀百万石の栄華が今に残る金沢。伝統工芸や多彩な食の魅力が尽きぬ街に2年前に誕生した「OMO5金沢片町」この街が大好きと話す堀安優美さんは、ハッピーオーラ全開のアクティブガールでした。

 

―――接客がお好きなのですね。

 星野リゾートに入社する前は、まかない目的で(笑)飲食店で働いていました。なかでも4年間働いた金沢の居酒屋では、常連の方に支えられて、地域の歯車のひとつになったような気持ちで、楽しく働いていました。その店が鹿児島の地鶏を扱っていて、お店での売り上げがあがれば鹿児島の生産者の方も潤う、地域貢献ができるようなシステムがわかりやすく、その点も気に入っていました。しかしコロナ禍で対面での接客機会が少なくなり、お客様とのつながりが薄れてしまい、お店の良さをお客様に伝えるという部分ができなくなってしまったことが転職を考えるきっかけになりました。

―――星野リゾート入社の決め手はなんですか?

前職を辞した後、2か月間で日本一周をしようと思い立ち、全部で30県巡りました。居酒屋の接客の際にお客様から聞いた美味しいところ、行きたいところをスマホにメモしていたのですが、その手帳が一杯になってしまい、辞めたタイミングで旅に出ました。とても濃い、価値のある時間でした。ヒッチハイクもしました。

そのときに和歌山の那智勝浦町のゲストハウスで1週間働きながら泊まった時に衝撃を受けました。分散型の宿泊体験を提供していて、町全体を宿として捉え、レセプションは駅前、宿泊場所は郵便局の隣の空き家、お風呂は角を曲がった日帰り温泉、飲食店が食事処といった具合に、町を回遊してもらい町を活気づけようとしていたのです。オーナーの方は町が大好きでその良さを語り出したら止まりませんでした。その時に、飲食店もいいのですが宿泊業のほうがもっと自分の想いを伝えられると思ったのです。そして仕事を探したときに、星野リゾートで働くことが、私が探し求めていたスタイルにぴったりだったのです。

行きたいところをスマホにメモした、行きたいところマップ(本人提供)

じつは入社前に「界 加賀」に泊まりました。1階で抹茶のサービスを受けた後に、客室がある5階にエレベーターで上がりました。するとスタッフの方がお抹茶はいかがでしたか?と聞いてきたのです。その連携にほんとうに驚きました。お客様ひとりひとりに目を配っているのだなと。

―――OMOレンジャーとして街を案内してくださいました。

お酒も甘いものも大好きで、日々、街の開拓に励んでいます。はしご酒はやめられないです。 とにかく金沢という街が大好きで、地域の方々と繋がり、その良さをお客様に伝える、OMOレンジャーは私にとって大切な仕事のひとつです。

新しい発見をお客様に伝えて、お客様が「へー」「わー」と反応されるととてもテンションがあがります。神奈川県出身ですが、金沢とのご縁は6年になります。私が知る金沢は人との距離が近く、あたたかく、仕事だけではない人とのつながりが強い街です。観光スポットがぎゅっと集約されていて、美味しいものがたくさんあることも魅力ですね。緑も多いし美しい街だと思います。

 

―――休日は何をしていますか?

外出していることが多いですね、部屋にいるとダラダラしてしまうので。カフェ巡りをして、メニューを見ながらお客様に還元できるものを考えたり。仕事に結び付けられるように実践しています。

宮城県・松島で出会ったおっちゃん撮影の旅のベストショット(本人提供)

 

―――これからの展望はありますか?

これから広報の仕事を学んでいく予定です。これまではお客様に魅力を語っていたのですが、これからは発信してくださる方々とお仕事をする機会が増えます。ですのえお客様に語る熱量=声のトーンやボディランゲージではない伝え方のために、自分の文章力や表現力を磨いていきたいと思っています。接客で学んできたスキルを活かしながら、別の分野でも魅力発信をしていきたいですね。

将来は、和歌山での体験を活かして、もっともっと自分が語れる居場所を持ちたいと思っていますが、今はこれまで携わらなかった仕事がどんどん増えてきているので、自分の役割をここでもっと発揮できるようにしたいと思っています。

  

関屋メモ

最近の若い子は総じておとなしくて可愛い。日本人は海外留学も減って内向き志向になっているのかと思っていましたが、堀さんは違いました。志向が外向きで前向き、そして貪欲。しかも誰かに何かを語らずにはいられない性格のようで、周りに元気を振りまいています。いつも笑顔でいることは時に難しいものですが、笑顔は人を引き寄せ、人を結びつけます。そんな簡単なことを歳を経るごとに忘れがちになってしまう。と、気づかされました。あんまりいい子なので、ここでは書けない恋バナを聞いたり、嫌な質問をしてみたくなった私を許してね、今度、麦焼酎で乾杯しましょう。

  

取材・文/関屋淳子 写真/yOU(河崎夕子)

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