VOL.16 星野リゾート BEB5土浦(ベブ) 竹淵翔太さん

地味だけどすごい、茨城の良さを全国区に!

VOL.16 竹淵翔太さん 1990年生まれ、32歳 (星野リゾート BEB5土浦)

 

自転車をがっつり楽しみたい人も、ゆるーく楽しみたい人も満足できるのが「星野リゾートBEB5土浦(ベブ)」。茨城は地元同然と話すスタッフの竹淵翔太さんに、都道府県魅力度ランキングで低迷する県を推してもらいました。

 

―――BEB5土浦の開業スタッフとして異動されたと聞きました。

 2015年に入社し、飲食店やトンボの湯がある軽井沢コミュニティゾーンに配属されました。その後「星野リゾート トマム」に異動し、再度、軽井沢コミュニティゾーンの村民食堂に戻ってきました。料理が好きで、村民食堂で仕事をしながら調理師免許とソムリエの資格を取得しました。そして、BEB5土浦の開業スタッフとして異動し、今に至っています。

私は長野県出身なのですが、大学が筑波大学でしたので、茨城は地元そのもの。まさか、茨城に星野リゾートの施設ができるなんて!と嬉しくて、嬉しくて。ぜひここで仕事がしたいと思いました。

 

―――具体的な仕事の内容を教えてください。

カフェの業務からフロント、そして施設の魅力づくりに関わっています。施設のコンセプトは「ハマる輪泊」ということで、自転車×何か、その何かを考えアクティビティなどの魅力を組み立てるのが仕事です。大学では環境デザインを学んでいましたので、街づくりや土地の魅力を引き出す開発などの仕事をしたいと思っていたので、今は土浦の魅力を全力で発掘中です。

地元の方が霞ケ浦の朝焼けを楽しんでいらっしゃると知り、朝焼け絶景サイクリングというアクティビティをつくり、TAMARIBAで自転車をこいで作るスムージーづくり体験、地元の農家の方との協業で、梨やブルーベリーなどフルーツ狩りのサイクリングなどを企画しました。面識のない農家さんを訪ね、企画を説明し、ご協力いただく。そして作り上げたアクティビティをお客様が喜んでくださるのはとても嬉しいことです。茨城は食の魅力が満載です。海産物や農産物など、掘れば掘るほどいろいろなコンテンツが出てくるので、それを多くの方に知ってもらいたいですね。

じつは私も自転車についてはまだまだ勉強中で、先日、霞ケ浦を1周してきたばかりです。90㎞を6~7時間かけて、中継地点では大盛のランチを食べ、気になるお店に立ち寄り、風を感じ、湖面のきらめきを感じ、ほんとうに気持ちよかったです。車や歩きとは違う、自転車ならではの移動の楽しみももっとお伝えしたいです。

 

―――BEBというブランドの魅力を教えてください。

BEBは若い人にカジュアルに思い立ったときに旅に出てもらうことをコンセプトにしています。土浦は都心から1時間ほどで到着するので、わざわざ泊まろうというのが難しいのですが、例えばBEB5土浦に集合し、ここでサイクリングなどをしてわいわい楽しむという旅の形もあると思います。同じBEBでも、軽井沢や沖縄という観光地にあるBEBとは違いますが、この施設に来ていただければ、何かしら体験できる、楽しいことが待っているという魅力を発信していきたいと思っています。

また、ここはサイクリストのホテルですかとよく聞かれるのですが、サイクリストのためだけのホテルではありませんので、サイクリング以外の楽しみもアピールしたいですね。

 

―――休日の過ごし方を教えてください。

休日は料理系のYouTubeを見ながら料理したり、飲んだり食べたり。先日、鹿島港へ釣りに行き、釣った魚を友人とバーベキューで楽しみました。茨城は東京からも近く、畑や山、川、キャンプ場も多く、住みやすい場所だと思います。自然が身近にありリラックスできますから、プライベートの時間が充実します。ほんとうに茨城推しなんです。

まだまだ茨城の良さが知られていないということは、つまり伸びしろがあるということ。自分の仕事を通じて、茨城の伸びしろを引き出し、全国区にしていきたいです。

本人提供

関屋メモ

目力がすごい。目力がまじめだ。言葉もさることながら目が言っている、茨城が好きだ~!と。ご実家は長野で桃農家を営んでいるということで、ゆくゆくは果樹園プラスアルファの施設造りもしたいと話す竹淵さん。今は真っ直ぐな思いは茨城に向いていて、新規施設にも興味はあるが、茨城の魅力を出し切りたいと張り切っています。

茨城が住みやすい地域というのには、私も納得。全国1位の生産量を誇るレンコンやメロンをはじめ、ピーマンや青梗菜、白菜など東京で見かける野菜の産地は茨城だらけ。アンコウをはじめとする海の幸、極上の常陸牛もある。さらにいえば、茨城の地酒はうまい。これらが地元で堪能できるとあったら、茨城推しになるよね(どれだけ食い意地が張ってるのか)。なので、あっと驚く新しいアクティビティをぜひ、期待します。

  

取材・文/関屋淳子 撮影/yOU(河崎夕子)

 

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