第53回 おひとり様でも美味しく&心地よく過ごせる「星野リゾート リゾナーレ那須」(栃木県・那須)

昨秋に旅恋アンバサダーの多田がファミリーで取材しましたが、今回は女性ひとり旅目線で「星野リゾート リゾナーレ那須」の取材にうかがいました。

ひとり旅ですと特にアクセスが気になるところですが、東京駅から新幹線で約1時間、那須塩原駅からはシャトルバスの無料送迎があるので安心です。新型コロナウイルス対策の一環として、マイカーでの来訪者の方と混みあわないようチェックイン時はシャトルバスの場合も車内で待機をして入館規制が行われています。また、チェックイン時に検温、館内のあちらこちらにアルコール消毒液を設置。そしてフロントやレストランなどスタッフ全員接客時はマスクを着用するなど最大限に対策が行われており、不安を感じることは滞在中一度もありませんでした。

ガラス張りのフロント棟も心地よい空間

緑あふれる中で泊まる贅沢

リゾナーレ那須の約42,000坪の敷地には、離れのような宿泊棟、アクティビティやカフェのある「POKO POKO」、農園「アグリガーデン」と田んぼ、メインダイニング「OTTO SETTE NASU」とビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」などが点在しています。チェックイン時に地図をもらいましたが、広すぎて2度ほど迷ってしまいました(笑)

POKO POKOでは焚火で焼きいも作りを楽しめる

多田が取材した秋は紅葉が美しかったようですが、今回は緑あふれる季節。田んぼも畑も周りに広がる森も緑が生き生きと茂り、生命力を感じます。自粛生活で引きこもりがちだった日常を一気に解き放つことができました。

田んぼの緑がみずみずしい!

今回宿泊したのは、1階がリビング、2階がベッドルームのデラックスメゾネット。1人だと広すぎるほどですが、せっかくの旅行なので(今回は取材ですが)、大きな客室に泊まるのがおすすめです。犬と一緒に泊まれる客室もあるので、1人&1匹の旅行にもいいですね。

どの場所で過ごしても居心地のいい客室

ライブキッチンのようなディナー

今回の滞在で楽しみだったのは、メインダイニング「OTTO SETTE NASU」でのディナーです。ひとり旅ですとビュッフェレストランは人の目が気になりちょっとだけハードルが高いですが、コースディナーでいただけるOTTO SETTE NASUなら自分のペースで食事を進められるので食事を心から愉しめるはずです。

テーブルの間隔がゆったりしており安心

OTTO SETTE NASUのディナーは、イタリア・トスカーナ州の郷土料理を意識しながら、地元を中心とした生産者が愛情込めて育てた野菜や食材をふんだんに活かしたもの。収穫時期によっては、リゾナーレ那須のアグリガーデンで栽培された野菜やハーブが供されることもあるそうです。

コース料理の最初の一品目から驚きが始まります。「彩り豊かな小さな前菜」は2段になったトレーに、そら豆のクロケットやヤシオ鱒のマリネ、タラとジャガイモのペースト、レバーのソテーなどが小さな器にちょこんと盛られており、見るのも食べるのが楽しくなるひと皿です。

野菜をたっぷり食べられる「農園のピンツィモーニオ」に続くのが、今回お気に入りの一品だった「茸のズッパ」。あたたかみのある栃木産の笠間焼の器に、カプチーノのようにふんわりとしたやさしい味わいの茸のスープ。トッピングのくるみとトリュフがとても効いています。

熟成牛肉のビステッカ

今回ひとりディナーでもより楽しく食事をいただけたのは、コース料理の中でもいくつかのメニューはテーブルで最後の仕上げをスタッフがしてくれることでした。食材をちょっと混ぜたり、あたためたりと、ほんの少しのことなのですが、それがまるでライブキッチンのようにイベント感があるのです。「私だけのためにこれをやってくださっている」と、思わず笑顔に。星野リゾートのスタッフさんのホスピタリティの高さがより光る時間です。

魚介とフルーツトマトのスプマンテ蒸しの仕上げはテーブルで

ひとりですと感想を言い合う相手はいませんが、スタッフの方と時折会話や笑顔を交わしながら、「美味しい、美味しい」と頭の中で何度もつぶやきながら、最後のデザートまでの約2時間、ディナータイムを堪能しました。

爽やかな高原の中でピクニック朝食

朝食は、3密回避や衛生管理対策がしっかり対応されたビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」での新ノーマルビュッフェもありますが、今回いただいたのは、ピクニック朝食「モーニングボックス」。サラダやパン、卵料理やソーセージ、ハム、スープやコーヒーなど一人分の朝食をペーパーボックスに用意してくれます。もちろん“牧場を救うミルクジャムフラッペ”でご紹介した森林ノ牧場の森林ノ牛乳も味わえますよ。

こちらの朝食ボックスを屋外で食べたり、客室でいただいたりと、ピクニック気分で楽しめるのです。自然を眺めながらの朝食は朝からとっても気持ちがいい!

“牧場を救うミルクジャムフラッペ”の紹介記事はコチラ

目の前に広がる田んぼと那須岳を眺めながらのおしゃれなモーニングボックス

 

久しぶりに土いじり

朝食前(9月からは10時~開始)には、無料の「ファーマーズレッスン」に参加。アグリガーデンの畑とグリーンハウスで一年中行われる無料の体験です。土づくり、肥料づくり、種まき、生長を促すための手入れ作業「摘心(てきしん)」、そして収穫など、その日に必要な農作業をスタッフのサポートの元で行う大人気の無料イベントです。

ファーマーズレッスンが行われるアグリガーデン

長靴に履き替えた後は、この日の作業である茄子の支柱立て。大きくなった株を支えたり、ツルを這わせるためなど、実を支えるための大切な作業です。これからグイグイと成長していき、1ヶ月もすればおいしいナスに成長してくれるはずです。

スタッフさんに教えてもらいながら支柱立てに挑戦

訪れた時期は夏野菜が真っ盛りで、UFOズッキーニやとても小さいマイクロキュウリ、おもちゃカボチャなど初めて見る野菜が畑にたわわに実っていました。アグリガーデンでは地元の農家さんのアドバイスを受けながら、野菜の成長を妨げない限り雑草をもそのままに、有機・無農薬農法で、一年を通して野菜約80種以上、ハーブ約100種を育てているそうです。

初めて見る野菜もいろいろ

ベランダガーデニングを数年前に止めてしまった私自身、久しぶりの農作業。成長する様々な野菜たちを見るだけでも楽しい上に、昨晩いただいたディナーでも味わったマイクロキュウリが成る様子を見たり、そしてもしかしたらいつか他のゲストが口にする野菜かもしれないと想像しながら農作業のお手伝いをするというなんともうれしい時間を過ごすことができました。

1泊では足りないほど充実の滞在

他にも敷地内では、グリーンハウスでのハーブティ作りやハーブバスソルト作り、晩酌タイム「秋の夜長グリーンバル」(10月9日まで)、朝の森さんぽ、POKO POKOでの焼きいもや石窯ピッツァ作り体験などアクティビティもたっぷり用意されています。

ひとりでゆっくり客室でうたたねするのもいいですし、森を一望できる温泉にのんびり浸かったり、OTTO SETTE NASUにあるラウンジで静かなひとり時間を過ごすのもいいですし、ちょっと飽きたら緑の中を散策したりなど過ごし方はさまざま。おひとり様にもやさしく、ひとり気ままに過ごすのにもぴったりなリゾートホテルでした。

左上からデラックスメゾネットのテラス、OTTO SETTE NASUのラウンジ

夕方にランタンが灯るグリーンハウス、温泉大浴場:星野リゾート提供

 

【星野リゾート リゾナーレ那須】
電話:0570-073-055(リゾナーレ予約センター)
料金:1泊2名1室の場合、1名あたり2万1,000円〜(税別、朝食付/モーニングボックスに変更可)
https://risonare.com/nasu/

取材・文/塩見有紀子

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