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街歩き 記事
 東京から一番近い無人島へ
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オイモノ鼻広場。横浜から房総半島にかけての絶景ビューが広がります

梅雨の合間に太陽が顔を覗かすと、もう真夏さながらの暑さになりますね。ということで一足早く、家族で海遊びを楽しんできました。
訪ねたのは東京から一番近い無人島として知られる、神奈川県横須賀市にある猿島。澄んだ海と豊かな緑、そして旧陸・海軍の要塞跡が残る歴史遺産の眠る島でもあり、若者のみならずファミリーにも外国人旅行客にも人気です。
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最寄りの横須賀中央駅までは、JR品川駅から京浜急行線の快特を利用すれば54分で到着。横須賀海軍カレーや横須賀ネイビーバーガーなど、グルメの誘惑が多い街ですが、まずは猿島への渡船発着所がある三笠公園へ。
料金は往復で1300円。3月1日〜11月30日までの夏期期間は8:30から一時間おきに出航しています(冬期は土日祝日のみ運行)。10数年前、知り合いが猿島を訪ねた時はモーター付きの手漕ぎ船だったと思うのですが、今は立派な船に。
結構な長蛇の列でしたが、無事全員乗り込んで出航! 猿島まで10分の航海です。
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乗り切れないほど混んでいる時は臨時便が出るそうです
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島の全景。行きの船は混んでいて写真が撮れず、帰りに撮影しました

桟橋が見えてきました。海は澄んでいて、都内近郊の海とは大違い! ここまで来た甲斐がありました。上陸してすぐの砂浜は夏になると海水浴場になります。その奥にあるボードデッキではお弁当を食べられる休憩所のほか、BBQ用品のレンタルショップ、トイレ、島内ガイドツアーの申込所などがあります。
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遠くに見える赤いパラソルの乗った建物がボードデッキ。夏は砂浜が海水浴客だらけに

島内での食事は、事前にBBQを申し込んでおくか、GW期間と7月8日(土)〜8月31日の期間オープンの「猿島オーシャンズキッチン」を利用できます。
売店もありますが、スナック菓子やロックアイス、カップラーメン、飲料などのみの販売で、調理したものは売っていません。私たちは島に渡る前に、三笠公園からすぐの所にある「よこすかファーマーズマーケット」でお弁当を調達して持ち込みました。
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息子はしらす丼、私は葉山牛のメンチカツバーガー。冷えたビールは売店で手に入ります!

海水浴場一帯は投げ釣りもでき、カレイやキス、メゴチなどが釣れるとのこと。我が家の野生児は、金魚用の小さな網でメゴチを捕獲! 
網と素手のみでしたが、ウチムラサキ(オオアサリ)やメゴチ、ヤドカリ、カニ、小さなお魚などなど、なんだか色々獲れました!
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海遊びの後は島内探検へ。
猿島は旧陸・海軍の要塞として使われ、かつては一般人の立ち入りが制限されていたため遺構の保存状態が良く、平成27年には近代軍事施設として初めて、国の史跡に指定されています。実際に使われていた弾薬庫や兵舎などが残る切通しを抜けて、日本で最も古いものの一つに数えられるレンガ造りのトンネルへ。
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青い海と打って変わってグリーンの世界。鳥の声が森に響きます
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「愛のトンネル」とも呼ばれるカップルにオススメのスポット。コスプレイヤーにも人気のようです

ひんやりとした空気が漂い、ところどころ木々に侵食されている様子はまさに映画「天空の城ラピュタ」の世界。ガイドツアーを利用すれば詳しく解説してもらえるそうです。砲台跡もあちこちに残り、この島が一大要塞であったことを教えてくれます。
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砲台跡に大砲を表示させられるVRアプリも配信。マニアにはたまらないのでしょうね

実は多田の好物、古代遺跡もあります。日蓮洞窟と呼ばれる弥生時代中期から古墳時代後期の古代住居跡。火を焚いて跡や貝塚などが見つかっています。きっと、無類の魚介好きだったんでしょうね(笑)立ち入り禁止なので遺跡そのものは見られず。奥が気になります。
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嵐にあった日蓮上人が近くの島に避難したところ、一匹の白いサルが島の奥へと導いたと言う伝承が残っています
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欧米人もアジア人も多く見かけました。基地も近いので皆さんワンデートリップに来ているようです

東京や横浜から日帰りで行ける場所ながら、自然のパワーみなぎる無人島はかなりリフレッシュできます! 海水浴・BBQ・磯遊び・釣り・史跡巡りと多様な顔を持ち幅広い世代で楽しめますので、この夏の旅にいかがですか? (取材・文/多田みのり)