2023年4月オープン! プライベートサウナで360°のパノラマを楽しむ天空のグランピング 「THE GLAMPING 箱根十国峠」 (静岡県・函南町)

静岡県と山梨県を中心にアウトドアリゾートを展開するPICAによる「THE  GRAMPING 箱根十国峠」は、20234月にオープンしたばかりのアウトドア体験型宿泊施設。サウナ好きフォトグラファーのワタクシyOUが今回はこちらのサウナ付きスカイデッキヴィラを一泊体験してまいりました。

 伊豆や甲斐、信濃から房総まで十の国を見渡せると言われる十国峠は、熱海と箱根の中間にある標高約770mの景勝地。天気がよければ富士山も見渡せる絶景ポイントです。今回、初日は霧がかかっていましたが、夜になるにつれて霧も晴れ、翌朝は青空と絶景を眺めることができました。大自然の中で過ごしたグランピング宿泊体験をレポートします。

山頂からの富士山の眺め(施設提供写真)

東京から新幹線でたった45分、あっという間に到着した熱海駅からはバスに乗り換え、十国峠登り口停留所まで40分。まずは「森の駅箱根十国峠」2階のフロントでチェックイン。部屋の鍵とVIP PASS、施設マップを受け取り、山麓駅からパノラマケーブルカーで3分程度でコテージエリアがある山頂駅まで上がります。

ケーブルカーの山麓駅と山頂駅

山頂駅についたら隣接の展望カフェ「TENGOKU CAFE(テンゴクカフェ)」でVIP PASSを使って無料ドリンクで一服。ここからコテージエリアまでは歩いて5分ほどです。コテージは全部で15棟。サウナ付きスイートヴィラ×1、スイートヴィラ×2、サウナ付きスカイデッキヴィラ×1、スカイデッキヴィラ×11という構成です。

 今回宿泊したのは「Artemis」と言うギリシャ神話の女神の名前がついたサウナ付きスカイデッキヴィラ。部屋やサウナからは視界をいっさい遮らずに駿河湾を見下ろす、開放感たっぷりのコテージです。4名まで宿泊ができ、ダイニング、ベッドルームにキッチン、そして絶景サウナに水風呂、外気浴スペースも装備。デッキにはダイニングテーブルとBBQグリルや焚き火セット....と、到着するなりコテージ内をぐるぐるとチェック。ワクワクのし通しでした。

コテージエリアのマップ(施設提供写真)

サウナ付きスカイデッキヴィラ(施設提供写真)

まずはサウナをチェック。

大好きなサウナに滞在中入り放題だなんてまるで夢のよう。早速プライベートサウナの中に入ると、一気にヒノキの香りに包まれました。二人で寝そべって入れるほどの空間の真ん中に、HARVIA社のサウナストーブが設置されたフィンランド式サウナで、正面の大きな横長の窓からは駿河湾を眺められ、天窓もありとても開放的です。

サウナの外にある専用蛇口から水をバケツに汲み、セルフロウリュをすれば室内は一気に90℃超え。なかなかの高温。サウナを出るとすぐに水風呂へ、そして「ととのい」スペースのハンモックチェアや外のデッキチェアでゆったり外気浴を楽しめます。動線がいいので、ついつい何セットも繰り返してしまいそう。

思う存分サウナを楽しもう

部屋にはダブルベッドが1台、二段ベッドが1台。ゆったりとしたソファとローテーブル、そして電子レンジや湯沸かし器、食器類などが揃ったキッチンにシックなバスルーム。細長いコンテナ式のコテージ内は清潔に保たれていて、しばらく住んでいられそうな空間でした。またTVWiFiはなく、大自然と向き合ってデジタルデトックスもできるのです。

 ゆったりとした空間で寛げる

広いデッキスペースには大きなBBQ用のグリル。そしてテーブルを中心にしたダイニングセットの横には、ディレクターチェアと焚き火セットが準備されていました。

開放的なウッドデッキ(施設提供写真)

早速サウナを3セットほど楽しんでいたら、あっという間に陽が落ちてきました。17時にスタッフの方によって夕食の食材がコテージに届けられます。その後の調理は自分達で。長い夜の好きな時間に、ディナータイムをスタートできるのも嬉しいのです。

17時になると届く豪華なディナー食材

この日は駿河国(静岡県)産の幸海老や甲斐国(山梨県)産の甲斐サーモン、武蔵国(埼玉県)産の麦豚、そして相模国(神奈川県)産の牛のサーロインなど、十国峠から見渡せると言われる産地の豪華な食材がズラリ。サウナでスッキリした体に備え付けのバスローブを羽織って、冷えたビールを飲みながら調理を始めました。

調理方法は部屋に備え付けられたファイルに記載があるので、それに従って料理します。とは言っても、基本的には焼いたり温めたり、用意されたソースなどを使うだけなので、いたって簡単。ドリンクは持ち込みもOK、この夜はデザートまで全部で10品のフルコース、持ち込んだワインも空けてすっかり満足。

グランピングのお楽しみ

食事が終わったら席を移動して、22時の消灯時間までゆっくり焚き火を囲む時間。火を消したら今度は、空一面の星空を眺めて贅沢な非日常を味わえます。

食後は焚き火をしながらゆっくり過ごそう

翌朝、目が覚めると霧が晴れ青空が広がってきたので、屋上のテラスでヨガをしながら朝食が届くのを待ちました。8時になるとスタッフの方がデッキスペースに朝食を届けてくれます。もちろん眠っていてもそっと置いて行ってくれるので、朝もゆっくり過ごせます。

朝の屋上デッキは眺めも良くて気持ちいい

この日の朝食メニューはエッグベネディクトにサラダとスープ、そしてコーヒー。こちらも作り方を見ながら調理して、出来立てをいただきました。

朝食はエッグベネディクト

チェックアウトの11時までにもう一度サウナへ。窓からの眺めは、朝の澄んだ空気で一段と美しく、天窓からは光も差し込みました。ギリギリまで楽しんだら再びケーブルカーに乗って山麓駅へ。フロントでチェックアウトしてお土産売り場を見ていると、山頂の静かなコテージエリアの非日常感の余韻がじわじわと....

(施設提供写真)

チェックインしてコテージに入ったあとは基本的に放っておいてくれて、自分達で楽しめる施設。女子旅やカップルにも人気ですが、今回宿泊した二段ベッドがあるサウナ付きスカイデッキヴィラはファミリー層にもぴったりです。

東京からもアクセスのいいアウトドア施設。都会の喧騒から離れて大自然と向き合える特別な体験をぜひ!

 

写真/文:yOU(河崎夕子)

モデル:須田千津子

Tag

このページをSHAREする

最新記事一覧へ