
「バリ島、20代の頃に行ったなあ」「女子旅でパワースポット巡りをしたわ」など、そういえば最近行ってないという人が多いかも。円安など様々な要因があり、コロナ禍収束にもかかわらず、バリ島への日本人旅行者は減少のまま。自然と文化が融合し、笑顔でもてなしてくれる温かい人々がいる、心身を癒してくれるリゾート地としての魅力があるのに、なんだかもったいないことです。東南アジアの旅は安近短が定番? いいえ、2度目のバリ旅は、ゆっくり落ち着いた滞在で理想のリゾートの形を追求しましょう。
東京ドーム約20個分! 自由に自在に好きな場所へ
バリ島南西部のジンバランに位置する「アヤナリゾート バリ」。ジンバラン湾を見晴らす最高のロケーションに、東京ドーム約20個分という広大な敷地を有します。フラッグシップホテルの「リゾート」をはじめ「セガラ」「リンバ」、そしてヴィラ棟の4つの異なるスタイルのホテルがあり、14のプール&ビーチ、30のレストラン・カフェ&バー、さらにスパ、オーガニックガーデン、ミュージアムなどが点在しています。アヤナ内の宿泊客はどのホテルに宿泊しても、すべての施設を利用することができ、ホテル間を走るトラムで移動できます。
今回は「リゾート」に宿泊。ングラ・ライ国際空港から車で約20分、メインエントランスに到着し、優雅な滞在がスタートです。
「リゾート」のメインエントランス
インド洋に面し、なんとも気持ちのいい空間にはアヤナメインプールが広がります。これぞリゾートの王道! さっそくリゾートウエアに着替えて繰り出します。プールは上層と下層の2段になり、降り注ぐ陽光を受けてオーシャンブルーに輝き、まるで海につながるようです。
圧巻のアヤナメインプール
プールで遊び、好みのデイベッドでリラックス。まずはこの南国の開放感を満喫しましょう。小腹がすいたら、ドリンクや軽食ももちろんその場で注文できますので、とにかく一日中、自分のスタイルでのんびりしていられるのが嬉しい限りなのです。
プールサイドでのランチは具沢山のピザをチョイス
せっかくですので、ほかのプールへも。美しい花々が水に映えるフォレストプールや、ルーフトップから森を見下ろすユニークプールなど様々。もちろんプールバーもありますので、水と戯れながらドリンクも楽しめます。そして一番気に入ったのが、オーシャンビーチプール。インド洋の崖に沿って造られるインフィニティプールで、海水を利用。海と一体になるような浮遊感を味わえます。
オーシャンビーチプール
すべてが施設内で完結する、それが「アヤナリゾート バリ」の大きな魅力のひとつ。レストランはインドネシア料理はもちろん、イタリアンやメキシカン、エスニック、ジンバラン湾のシーフードや炭火焼肉、日本料理、中華料理などインターナショナルな味わいが揃います。朝食も提供するレストランが4か所あり、長期滞在でも飽きることがありません。すべてのレストランを制覇したい!という気分になります。
インドネシア料理やジンバラン湾のシーフードも
バリ島で一度は行ってみたい!と絶賛されているのが270mの断崖に造られたロックバー。唯一無二のバーへは、インクリネーター(ケーブルカー)で崖を下って到着。ちょっとドレスアップして出かけます。ロックバーは宿泊客以外のゲストも利用できますが、宿泊客はサンセットタイムの優先予約と限定エリアへの入場サービスがあります。取材時は特等席のラウンドデッキへ。ほかにはディナーを楽しむディナーテーブルや、ソファ席、デイベッド席などがあり全880席。グループで賑やかに過ごしたいか、カップルで静かに過ごしたいか、軽くドリンク&タパス、しっかりディナーにするかなど、それぞれの楽しみ方ができるのがいいですね。
席に落ち着きカクテル片手にサンセットを待ちます。

徐々に黄金色に染まる空、黄昏を映し出す海……だんだん言葉少なになり、ロマンチックな気分に。

あっという間に日が落ちると、空も海もやわらかく幻想的に輝くマジックアワーへ。そしてDJのサウンドに合わせ、バーの雰囲気も移り変わります。グルーヴィな夜、これもまたよし!

客室や美術館でバリの伝統美と独特の世界観を知る
各ホテルの客室はそれぞれ個性的でありながら、共通するのはバリの伝統美がスタイリッシュに組み込まれていること。職人による精緻な木彫りのレリーフやテキスタイルなどが落ち着いた上質な空間を作り出しています。モダンでありながらクラシカル、そんな佇まいが満ちています。また、浴室にはシャワーのほかにバスタブもあるのが日本人には嬉しいポイント。お洒落なルームウェアも要チェック、旅気分をアップさせてくれますよ。
「リゾート」の客室
敷地の一角にある「サカ美術館」、ぜひ訪ねてみてください(宿泊客は無料)。「サカ」とはバリ島の人々が信仰する独自の宗教、バリ・ヒンドゥー教の暦のこと。サカ暦での新年を祝う行事・ニュピやバリ島の歴史や文化、習慣などの紹介、さらにニュピの前夜に行われるパレードの主役・オゴオゴなどを展示しています。
オゴオゴは巨大な張り子で、その多くはバリの神話や宗教的な背景をもとにした魔物をモチーフにしたもの。この美術館のために特別に制作されたオゴオゴは迫力満点です!
サカ美術館外観と内観
ふたりのアーティストにより制作されたオゴオゴ
館内を見て回ると、この島では神々の存在が身近にあるということがよくわかります。またバリ占星術のカレンダーがあり、日本でいう干支のようなもので占うことができます。

雄大な自然に囲まれる楽園のようなリゾート。滞在中、スタッフとのフレンドリーな会話も楽しみました。若いスタッフの方は、日本のアニメや漫画に興味があり、知っている日本語を披露してくれます。そんな些細なやり取りや笑顔のもてなしも心を解いてくれます。日常のわずらわしさから解放され、安息の滞在が実現できるリゾートに、教えてもらったバリ語のありがとう「Matur Suksma(マトゥル スクスマ)」を贈ります。
取材・文・写真/関屋淳子
取材協力・写真提供/アヤナリゾート







