青空の下、雪の斜面を踏みしめて散策をしてみませんか。長野県富士見町にそびえる入笠山は、ゴンドラ利用でスノーシューハイキングを楽しめます。スノーハイキング用のウエアやスノーシューなどはスキー場でレンタルをすることができ、初心者向けのガイドツアーなども行われています。
360度の展望が楽しめる入笠山の山頂
富士見パノラマスキー場のゴンドラで山頂駅に下り立つと既に絶景！目の前に八ケ岳の山々が眺められます。道標に従って、入笠山への散策路に進みます。降雪直後でなければ踏み跡はしっかりしているはずです。樹林の中を20分ほど歩くと、広々とした入笠湿原に到着。どこを歩いてもよさそうな平原、ぐるぐる歩き回ったり、雪の上に大の字に寝転んだりしたくなりますね。
広々とした入笠湿原。歩き回るだけでも楽しい
入笠湿原を過ぎ、マナスル山荘の前からは、やや傾斜も強く、登山らしい雰囲気になってきます。歩き慣れていない人はマナスル山荘で一息ついて、来た道を戻るとよいでしょう。
樹林に雪が積もり、幻想的な雰囲気。視界が広がり、周りの景色が見えるようになってくると山頂まではあと一息です。
山頂まではあと一息。急な登りが続く
歩きながら、周りを見渡してみましょう。足元から少し視線を広げると、動物の足跡が見つかったり、枯れた花や木の実がドライフラワーのようになって落ちていたりします。急いで歩く必要はありません。ゆっくり、息を整えながら進みましょう。
雪の上に小動物の足跡を発見！
山頂はさえぎるものがなく、360度の大展望！ 周りの山々も白く雪をかぶっています。平野から島のように立ち上がっているのは八ケ岳。東側に目をやると中央アルプスの山々が連なり、天気がよければその右手に北アルプスも連なっています。山頂には山々の解説盤もあるので、確認していきましょう。
入笠山の山頂からは八ケ岳がきれいに見渡せる
帰りは来た道を戻り、ゴンドラ山頂駅に戻ります。山頂のレストハウスで食事や喫茶をしていくのもよいでしょう。
ゴンドラ山頂駅付近には、人口の氷壁「サミットフォール」があり、アイスクライミングを楽しむ人を見ることができます。体験クライミングもしているので、興味があれば立ち寄ってみては。ヘルメットなど必要な装備は貸出もしてもらえます。
サミットフォールは観ているだけでも迫力満点
【入笠山：山歩きデータ】
アクセス：JR中央本線富士見駅から無料送迎バス10分
コース：ゴンドラ山頂駅…入笠湿原…入笠山…往路を戻る
所要時間：約2時間30分
体力度★★☆ 技術度★★☆
