ひとり旅にアート心も入れて by 塩見有紀子

歌舞伎の世界観や江戸の粋を表現したホテルが銀座に新たにオープン(東京都・東銀座)

東京メトロ銀座駅から徒歩約4分、東銀座駅から徒歩1分の好立地に9月26日(木)、『三井ガーデンホテル銀座五丁目』が開業します。プレス内覧会が開かれたので、ひと足お先に館内を案内していただいたのでその様子をご紹介。

三井ガーデンホテル銀座五丁目は、三井不動産ホテルマネジメントグループとして銀座エリアでのホテル展開は、三井ガーデンホテル銀座プレミア、ミレニアム 三井ガーデンホテル 東京、ホテル ザ セレスティン銀座に続く4施設目となります。

今回開業する三井ガーデンホテル銀座五丁目は、高層建築のため銀座の眺望の良さ、歌舞伎の世界観や江戸の粋を表現したアート、そして同グループとして銀座エリアの施設で初めて設置する大浴場などが特徴となっています。

 

建物は地上15階。外観は縦格子で構成されたシンプルなデザインとなっており、3~15階の客室の内、昭和通り側に面する客室は昭和通りを大型窓から見下ろすことができ、眺望はばっちりです。

インテリアデザインは、このホテルらしさがあふれています。デザインコンセプトは「伊達を装おう街並みに、人が集う『舞台』を」。フロントやラウンジなどのデザインを手がけたのは、京都出身のキモノデザイナー・テキスタイルアーティストの斉藤上太郎氏。歌舞伎座や新橋演舞場も至近のホテルのため、フロント正面は「歌舞伎座の風景」を西陣織で表現した朱が印象的なアートが配置されており、華やかな雰囲気にあふれています。

少し低めの天井高のメインラウンジの天井には藍色が印象的なアートを設置。檜の鏡板も配置された足元のステージは歌舞伎の舞台を表現しているそうです。デザイン性の高いイスやソファ、雪見障子のようなしつらえなどとともに、落ち着いた空間が広がっています。

 

 

3~15階の客室フロアも歌舞伎や日本の文化をモチーフにしたアートにあふれています。廊下やエレベーターホールの床は“書”の筆払いを、廊下壁面には“紅(べに)”、そして職人の手で作られた桜吹雪柄の和紙を施した壁面が、エレベーターを降りた途端に目に入ってきます。

 

客室構成は、よりファミリーやグループ層を意識したものになっています。ツインルームが中心ですが、全338室の内、トリプルルームが26室もあり、さらにエキストラベッドを入れることで65室がトリプル対応になっています。都内で遊んでゆったり泊まるという女子会にもぴったりかもしれませんね。


また客室デザインも歌舞伎をモチーフに千歳緑、朱、藍色をテーマカラーに和のテイストでコーディネイトされています。特に私が気に入った客室が、デラックスツインルーム。こぢんまりとした小上がりがあり、ごろんと寝転べるのでのんびり足を伸ばしてゆっくり寛げそうです。 

2階にある宿泊客専用の大浴場もうれしいポイントです。午後は15~25時まで営業しているので、遊んだ後でも仕事帰りでも大浴場でゆったり過ごせるのでは? 翌朝も6~9時に営業しているので、ホテル近くの築地場外市場を散策してからホテルへ戻って朝風呂を楽しめそうです。特に女性用大浴場は脱衣場もゆったりとした造りになっており、アメニティも用意されているのも安心です。

 

 

大浴場と同じ2階には朝食、ランチ、ディナーを提供するレストラン「SHARI」があります。銀座並木通りにある「SHARI THE TOKYO SUSHI BAR」の上級ラインで、「外国人から見たニッポン」がコンセプトとなっています。

朝食はロール寿司や和洋から選べる膳の3種類にハーフビュッフェを提供。ハーフビュッフェではサラダやフルーツ、自家製パンなどのほか、フレンチトーストや焼き胡麻豆腐の揚げ出しを鉄板ライブキッチンでサーブしてくれます。昼食は創作和定食やレディース御膳、鉄板焼ランチコースなど、ディナータイムには神戸牛の高級鉄板焼コースなどを、落ち着いた雰囲気の中で味わうことができます。レストランは宿泊客以外も利用可能です。

 

仕事帰りに“おひとり様”時間を満喫したり、ホテルに泊まって観劇後の余韻にひたったり、本格鉄板焼カウンターでおいしい神戸牛を堪能したりと、新しく銀座にオープンするホテルで東京の一日をのんびりと過ごしてみてはいかがでしょう。

 

三井ガーデンホテル銀座五丁目

https://www.gardenhotels.co.jp/ginza-gochome/

取材・文:塩見有紀子

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