第5回 「軽井沢 ホテルブレストンコート」

軽井沢の自然に囲まれ、非日常の時間を過ごせる「ホテルブレストンコート」。軽井沢駅南口から無料シャトルバスで約15分に位置する星野エリア内にあるリゾートホテルで、滞在中さまざまな楽しみ方を提案しています。今年4月と5月に取材で2度訪ねる機会を得た山本がご案内致します。

 

軽井沢の新緑と木々をわたる風に
癒される極上の空間

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高原の避暑地・軽井沢。4月にはわずかに雪も残っていましたが、5月に訪れた際には、新緑に覆われ、ホテルの庭も萌黄色に輝いていました。ホテルのラウンジもオープンテラスとなり、庭の自然との一体感を満喫できる、心地よい空間となっていました。ここでは、近郊の牧場のヨーグルトや地元で採れたフルーツなどを使ったスイーツが充実。

 

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この夏には限定の「太陽のスープ」1200円も登場。信州産フルーツがいっぱいで、太陽の恵みが感じられます。

さらに86日(火)〜9日(金)には、毎夏恒例の「軽井沢スイーツ博」も開催されます。

 

森に包まれたコテージで
プライベートな時間を過ごす

客室は、「デザイナーズコテージ」「テラスヴィラ」「スタンダードコテージ」と3タイプ。いずれも独立した客室で、プライベート空間が保たれています。

20130702HBC4.JPGモダンなスタイルのテラスヴィラ 

4月に私が宿泊したのは「テラスヴィラ」で、白を基調にしたシンプルかつモダンな造りです。専用のテラスが付いており、これからの季節なら森を眺めながら過ごすのにぴったりです。テラスで朝食を摂ることもできるそうです。

20130702HBC5.JPG2人のための客室・デザイナーズコテージ

カップルにおすすめなのが、2名様専用の「デザイナーズコテージ」。回廊に沿って並ぶ客室は、テラスヴィラと同じように白を基調としていますが、高い天井や大理石の床、無駄なものをそぎ落としたような空間に、凛とした空気を感じました。コンセプトが「ふたりが向き合うための部屋」というのもうなずけます。

 

世界に名を馳せる「ユカワタン」で
軽井沢発のニッポンフレンチを

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今年1月、ホテルブレストンコートの名を世界中にとどろかせるニュースが駆け巡りました。フランス・リヨンで開かれた「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」にて、「ブレストンコート ユカワタン」の総料理長・浜田統之氏が日本人として史上初、第3位を受賞。なかでも平目とオマールが課題の魚料理では、世界最高得点を獲得したのです。

「ユカワタン」とは、星野エリアを流れる清流・湯川とフランス語で時間を意味する"タン"を組み合わせた造語で、ゲストに湯川のほとりで至福の時間を過ごしてほしいという想いが込められているようです。充分におもてなしできるよう、席数もわずか9テーブル24席と限られています。

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ここで供される料理は、信州の旬の素材を、日本人の感性で創り上げ、世界に発信する「ニッポンフレンチ」。例えば、夏のメインには天竜川の鮎を使った一皿を用意。初夏なら、香りの強い稚鮎をフリットにして、キュウリとグリーンマスタードの爽やかなソースを合わせます。鮎の苦味と相性がよく、フレンチなのに日本の夏の味を満喫できるのです。鮎が一回り大きくなる盛夏には、内臓を使って、ブータンノワール風に仕立てるそう。同じ鮎でも、季節に合わせて味わい方も異なり、私たちを楽しませてくれます。

また、皿の上で鮎が泳いでいるかのようなアートを感じさせる表現力も見事。視覚でも大いに驚きと感動を与えてくれます。次はどんな皿が出てくるのだろうかと、ワクワクして待つ時間、まさに「ユカワタン」だけでしか体験できない時間です。

信州の素材を味わえるコースのほか、現在は、コンクールの魚料理と肉料理をアレンジした「ボキューズ・ドール特別メニュー」も用意されています(8月末まで)。

ブレストンコート ユカワタン
0267-46-6200
営業時間:18:00-20:30LO
コース料理は15750円〜(税込・サービス料別)
ボキューズ・ドール記念メニューは、23100円(税込・サービス料別)
アラカルトもあり

朝食はレストラン「ノーワンズレシピ」で、彩り豊かな数々の料理を小さな器にアレンジしたタパス料理と、そば粉を使ったガレット、焼き立てのパンなどが用意されます。ガラスの器にかわいらしく盛り付けられたタパスは、見ているだけで楽しくなり、素敵な1日の始まりにふさわしい朝食です。

 

20130702HBC8.JPGノーワンズレシピのタパス料理

 

20130702HBC9.JPGお好みのタパス料理を皿に並べて(左)

ガレットを小さく焼いてもらったので、野菜やサーモンに隠れてしまいました(右) 

 

軽井沢 ホテルブレストンコート
長野県北佐久郡軽井沢町星野
0267-46-6200
http://www.blestoncourt.com/
1
泊朝食付き
1名様17,500円〜(税・サービス料込)
チェックイン15
チェックアウト12

 

星野エリアをめぐり
軽井沢の休日を満喫する

ホテルブレストンコートでの滞在をより楽しむために、星野エリア内の施設もチェックしましょう。

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まずは、「星野温泉 トンボの湯」。大正4年から軽井沢で愛され続け、北原白秋や与謝野晶子も浸かったという星野温泉。そんな歴史をもつ湯を源泉かけ流しで楽しめます。男女別の大浴場に、それぞれ野趣溢れる開放的な露天風呂が備わり、身も心もリフレッシュ。ここの湯は飲泉も可能です。

DATA
0267-44-3580
受付時間 10:0023:00 (最終受付 22:00GW8月は9:00〜)
料金: 大人1200円、子供700円(3才〜小学生) ※GW8月は特別料金大人1500円、子供1000円、ホテル宿泊者は優待料金1500円で利用可

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「星野温泉 トンボの湯」に隣接しているのは、森に佇むカジュアルダイニング「村民食堂」です。信州の素材をたっぷり使った、定食や一品料理を用意。信州のお酒も豊富に揃い、居酒屋感覚で夕食を楽しむこともできます。夏には、星野温泉の源泉を使った「源泉がゆ朝食」1500円(夏期限定・上の写真)も味わえます。

 
DATA
0267-44-3571
営業時間 11:0023:0022:00 LO)  ※713日〜831日は朝食営業8:0010:00

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「星野温泉 トンボの湯」からのびる遊歩道を抜けると現れるのが「ハルニレテラス」です。ハルニレの木々に囲まれ、湯川のせせらぎが響くテラスに、レストランやカフェ、雑貨店など14のショップが並びます。モダンな温泉街の散策へと出かけてみましょう。

 DATA
0267-45-5853
営業時間 8:0023:00(各店舗、季節により異なる)

星野エリアには、ほかに軽井沢の森や自然との触れあい体験を案内する「ピッキオ」、歴史と伝統ある「軽井沢高原教会」や荘厳な雰囲気に包まれる「石の教会 内村鑑三記念堂」などの施設、また、ハルニレテラスで開催される「軽井沢マルシェ」や2000個のランタンが灯る「サマーキャンドルナイト」などの季節のイベントも盛りだくさん。夏の軽井沢を思う存分、満喫しましょう。

 

(取材・執筆 山本 厚子)

 

 

※現在、このホテルブレストンコートの宿泊券が当たる旅恋プレゼントを実施中(応募は2013年7月31日まで)。詳しくはコチラ

 

 

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