【Topics】モール温泉の温泉旅館「界 ポロト」が2022年1月14日に開業(北海道・白老温泉)

星野リゾートが全国展開する温泉旅館ブランド「界」の19施設目となる「界 ポロト」が、2022年1月14日に界ブランドにおける北海道初の施設として白老温泉に開業しました。

界 ポロトがあるのは、世界的にも珍しい太古の植物由来の有機物を含有した「モール温泉」が湧出する白老町。モールは、天然植物由来の腐植質の有機物を含有し、独特な茶褐色の湯が特徴です。界 ポロトの泉質はアルカリ性で古い角質を落とし肌の新陳代謝を高めるため、「美肌の湯」としても期待できそうです。

宿の敷地内に、アイヌ語で「大きな湖」を意味するポロト湖を大胆に引き込んでおり、施設のどこにいてもポロト湖を身近に感じることができます。アイヌ民族の集落「ポロトコタン」から着想を得た建物や、湖面にはアイヌ文化の建築特徴である丸太組みの三脚構造である「ケトゥンニ」を基本構造とした湯小屋が敷地内に佇みます。

全室ポロト湖に面した客室には伝統的なアイヌ民族の家「チセ」の中心にあった四角い「炉(ろ)」をイメージしたテーブルが配されています。宿泊者が炉を囲んで団欒して欲しいという思いが込められています。

食事は、プライベート感が保てる半個室の食事処で、北海道らしい食材を生かした会席料理が提供されます。じゃがいものすり流しにいくらと雲丹をのせた先付「馬鈴薯海宝(ばれいしょかいほう)盛り」や、アイヌ民族が交易の際に使用していた丸木舟をモチーフとした船形の器で供される華やかな「宝楽盛り」など楽しみです。

また、星野リゾートは2018年6月28日に北海道・白老町と「パートナーシップ協定書」を締結。アイヌ文化を尊重し、白老町および隣接する「民族共生象徴空間 ウポポイ」の関連団体と連携を取りながら、ゲストがアイヌ文化や異なる民族との共生を体験できるよう協働して取り組むことを定めています。

界 ポロト

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiporoto/

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