北海道第2の都市、旭川は旭山動物園があることから一躍知名度を上げた街。もちろん旭山動物園は魅力的ですが、それだけではない旭川の楽しみを伝えてくれるのが、テンションあがる「街ナカ」ホテルのOMO7旭川です。
OMOベースにはご存じ、ご近所マップがあり、多くのゲストが熱心に見入っています。スタッフが声掛けして好みの飲食店のアドバイスをしたり、店の説明をしたり。これから始まる滞在がよきものとなるよう、リードしてくれます。じつは旭川には約2000の飲食店があるそう。そこで、OMOレンジャーと一緒に街歩きを楽しむ「ローカルグルメ探訪」に参加。私自身、久しぶりの旭川で新たなお店を教えてもらいました。
17時、OMOレンジャーと一緒に街歩きスタート。なぜか旭川は夕方になるとごそごそと人が集まります(笑)。周辺には多くの飲食店街があります。素通りは許さぬ「ふらりーと」、そう言われるとそれらしく感じる「パリ街」、キャッシュレスの「旭川はれて屋台村」などへ。
お洒落な「旭川はれて屋台村」
ほかにも老舗炉端焼き店や人気のもつ焼き店、クラフトビール専門店、酒屋の角打ちなど次々と楽しそうな店を案内してくれます。気に入った店があればツアーは途中離脱して飲食を楽しむのもOKです。当然ながら1店舗に絞ることができず、はしごは必須の様相。こうして旭川の夜は賑やかに更けていきます。
今回は塩ホルモンの「炭や」と、うえ田舎の角打ちへ
「かわいい!」連発のコンセプトルーム
客室はコンパクトながら機能性の高い13タイプ、237室。なかでも旭山動物園のペンギン、シロクマ、えぞひぐまをテーマにしたコンセプトルームは、かわいい!が加わります。
ペンギンルームでは、旭山動物園の行動展示を踏襲するようにペンギンが空を飛び、行列でお散歩。館内用サンダルもペンギン!
シロクマルームはもふもふ感たっぷりで、スリッパやグラスにも愛らしい顔が描かれています。室内に何匹のシロクマが潜んでいるのか、数当てのクイズもあり子どもたちが必死に数えるとか。これは相当難しいです。
えぞひぐまルームはくせになりそうな濃い目のお部屋。好物の鮭(クッション)はイクラがたっぷり描かれたネックピローに早変わりします。
子どもが大喜びのコンセプトルーム。もちろん大人だって居るだけで笑顔になれます。そしてカードキーもひと味違って、カワイイ!
館内のウェルカムの仕掛け
チェックイン時間になると、館内にはゲストを迎える様々な仕掛けも始動。木彫りの熊をイメージした蛇口をひねると、サーブされるウェルカムドリングのとうきび茶や、セルフで楽しむソフトクリーム(夏季限定)。OMOベースには、旭川周辺の木材を活かした旭川家具の椅子、北海道や旭川に関する書籍を集めたブックトンネルもあるので、まずはここでひと落ち着きしましょう。またショップには愛らしい動物のぬいぐるみたちが並びます(期間限定)。
期間限定のショップはSNS映え必須
さらにOMOベースでは毎日20時から「旭山動物園講座」を開催。旭山動物園の、季節に合わせたディープな話題が楽しめます。今回は「ホッキョクグマの話しかしない、旭山動物園講座」。ホッキョクグマの生態や好物など、動物園に着いたら真っ先にホッキョクグマに会いに行きたくなる内容で、子どもたちも熱心に耳を傾けていました。
ところで館内にはサウナ併設のスパがあることをご存じでしょうか。サウナはロウリュもできる本格派。スパにはバブルバスや浮遊感も楽しめる低温のウォーキングバスなどもあります。また、入口はちょっとした撮影スポット!楽しい写真が撮れますよ。
OMOカフェ&バルで食の愉しみも
朝食からカフェ、バルタイムが楽しめるのがOMOカフェ&バル。カフェ・バルタイムでは北海道ならではの〆パフェはいかが? イチゴを使った「苺とフレッシュクリームのパフェ」は帽子のような綿あめがモリモリに。甘酸っぱいイチゴとほどよいクリームの甘さが絶妙です。
そして朝6時、朝食の時間になるとOMOカフェ&バルの後方の扉が開いてビュッフェ会場が現われます。
種類豊富な和洋のメニューの数々、あれもこれも食べたくなります。名物はご飯に山盛りの海鮮を乗せ、その上から山わさびをトッピングした「海鮮山わさびごはん」と、焼きたてのワッフル。ワッフルはスモークサーモンを合わせて食事に、果実のソースやメープルシロップなどをトッピングしてデザートにと、楽しめます。彩りも豊かで気分が上がる朝食で、旭川での一日をスタートしましょう!
札幌とは異なる手頃でコンパクトな規模感の旭川。私はこれくらいの街が大好きです。次回の訪問時にはまたOMO7旭川で新たな発見に出合いたいものです。
北海道旭川市6条通9丁目
1泊2万5000円~(1室あたり、税込み、食事別)
取材・文/関屋淳子 写真/yOU(河崎夕子)