人生にエンタテインメントを! by マドモアゼル安原

第37回 遊牧民の生活を体験! モンゴル大自然の旅(モンゴル・トゥヴ県アルガラント村、ウランバートル)

人生は旅に似ています。エンタテインメントは、その旅路に喜びと輝きをもたらす魔法!

モンゴルの首都ウランバートルから車で約2時間、トゥヴ県アルガラント村のアルドラーンで体験したのは、遊牧民の伝統と生活様式です。

遊牧民の家であるゲルに入ると、モンゴル風に出迎えられ、温かい塩味のミルク茶が出されます。お菓子は、チーズや砂糖。天日干しの硬い乾燥チーズを噛むモンゴルの人の歯は、真っ白で丈夫です。

ゲルは円い形で仕切りがなく、家族や友人のお互いの顔がよく見えます。酒の盃が家人によって振る舞われ、音楽の生演奏が始まりました。馬乳酒はゲルの中で発酵させ、動物の皮袋を使って撹拌して作ります。馬頭琴などの伝統楽器で演奏されるのは、テンポのよい短歌や、ひと息で聴かせる長歌のモンゴル民謡。一人の歌い手が倍音で二つの音を同時に出すホーミー(喉歌)の歌唱法は、神秘的な名人芸です。

遊牧民は季節に合わせて移動し、ゲルをわずか数時間で組み立てます。羊毛で作る厚いフェルトでゲルを覆い、寒さや暑さ、雨風をしのぎます。移動は、すべての荷物をラクダや馬などの車に積んで運びます。

次は、遊牧民が大事にしている、馬、ラクダ、ヤギ、ヤク(モンゴルの牛)と、一緒に触れ合い! 乗馬はヘルメットや足元の馬具の貸し出しがあり、希望すれば一緒に馬で伴走してくれます。小1時間駆けて慣れてくると、次第に馬との呼吸が合うのを感じます。

伝統的な衣装を羽織って写真撮影や、馬やラクダに乗る体験。
ラクダの背中は高く、見晴らしがいい! 小ヤギを抱っこすると、ずっしりと温かい

こちらの草原リゾートには宿泊用のゲルが多数あり、化粧室やシャワーの施設を備え、中央の棟にはサウナもあってリフレッシュ!

今回は、シングルベッド3台付きに宿泊。ゲル内で楽しむお土産ショップの数々も充実。
モンゴル通貨はトゥグルグ

夏は夜の9時位まで明るい。草原を眺めるオープンテラスも。
真っ暗な草原の夜空には、無数の星々が煌めく

朝焼けから星空まで、最高の景色。放牧の羊や馬がいて、のどかな風景が広がります。国内や海外から観光客を迎え、遊牧民の生活の様子を体験ができるツーリストキャンプはこちらです。 

MONGOLNOMADIC

https://jp.mongolnomadic.mn

モンゴルの首都は、ウランバートル。TVドラマ『VIVANT』のロケ地を、街の中心で見ることができます。ウランバートルの街は、ファッショナブルな若者も多く、活気に満ちています。チンギス・ハーン博物館の殿堂に座した、金のチンギス・ハーン像は見どころです。

ドラマさながらの景色、スフバートル広場の近辺。架空のバルカ国際銀行は、実は劇場

(上)ルーフトップがある「ノミンデパート」のレストランでランチ。
モンゴルうどんは、はがして中身の肉やスープと食べ、栄養たっぷり
(左下)チンギス・ハーン博物館
(右下)広場のすぐそばにある5つ星ホテル「ウランバートル」

今年10月には、モンゴル文化が感じられる舞台『モンゴル・ハーン』が来日します。古代モンゴル帝国の栄華と謎に満ちた3000年の歴史を背景に繰り広げられる歴史ドラマです。

ロンドン、シンガポールでも上演

雄大な自然や騎馬の情景、王族の歴史のドラマに、民族音楽や舞踊を盛り込んだ、華やかでスケールの大きなスペクタクル。劇場でモンゴル気分を愉しんでから、いつか現地を訪れてみては?

The Mongol Khan(モンゴル・ハーン) Japan Tour 2025
https://www.themongolkhan.com/

20251010日〜20日 東京国際フォーラム ホールC
20251024日〜26日 愛知県芸術劇場 大ホール

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