星野リゾート×旅恋 記事

 第4回 「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」

「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は、四季折々の美しい自然に彩られる奥入瀬渓流をのぞんで建つホテル。みずみずしい新緑と川のせせらぎを楽しもうと塩見と山本の2名で訪ねました。さらには、奥入瀬渓流をミクロの視点で散策する「苔ガールステイ」のプランも体験してきました。

奥入瀬渓流のほとりに佇む宿で
美しい渓流の魅力を満喫

十和田火山の噴火活動によってできた二重カルデラ湖である十和田湖より流れ、太平洋に注ぐ奥入瀬川。なかでも十和田湖畔の子ノ口(ねのくち)から焼山までの約14kmは奥入瀬渓流と呼ばれ、銚子大滝や阿修羅の流れ、三乱(さみだれ)の流れなど、いくつもの滝と瀬が連なる景勝地です。「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のホテルとして、渓流の魅力を余すことなく堪能できる宿です。

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岡本太郎作の巨大暖炉「森の神話」は高さ8.5m、重さ5tもある

ホテル東館のフロントでチェックインを済ませ、ロビーを抜けると正面にはラウンジ「森の神話」が広がっていました。大きなガラス窓一面にいきいきとした森の緑をのぞみ、何だか深呼吸したくなるような景色です。中央に配された岡本太郎制作の大きな暖炉も存在感たっぷり。ゆったりとした時間の流れが感じられ、長旅の疲れも一気に吹き飛びました。

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奥入瀬渓流が目の前に広がるラウンジ

ここでは南八甲田の湧水で淹れる「湧水珈琲」や、青森特産のリンゴを使ったオリジナルスイーツなどを楽しめます。ランチには、奥入瀬りんごカレーもおすすめです。

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湧水珈琲800円(左上)
 清々しい奥入瀬渓流の流れをイメージした、スペシャリティ・コーヒー100%の丸山珈琲の豆を使用。自分で豆をミルで挽いて香りも楽しめる。

幸福林檎のミルフィーユ1000円(右上)
 糖度13%以上の"津軽ふじ"を使った定番メニュー。注文を受けてからスライスしたリンゴとサクサクのパイ、生クリーム、カスタードをサンドした。

森のアップルパイ〜夏バーション〜1200円(左下)
 リンゴの形のパイの中には、角切りリンゴとバニラ風味のクリームがたっぷり。フランボワーズとオレンジのソースが夏らしい爽やかさを感じさせる。

奥入瀬りんごカレー1200円(右下)
 ルーは旬の野菜、ライスはリンゴの炊き込みご飯にリンゴのピューレを加えてほんのり甘酸っぱい。料理長特製のオリジナルお酢ドリンク500円にもぴったり。

奥入瀬渓流の意匠を凝らした
和モダンな新客室が登場!

東館、西館とあるホテル内には、和室を中心に全189室の客室があり、そのうち33室がこの春リニューアルオープンしました。

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和の情緒と洋の快適さを取り入れた新客室

素足で寛げるようにと和の情緒を残しながらも、快適な寝心地のベッドを採用。日本ベッド製の「シルキーパフ」は体全体をやさしく包み込みます。渓流をイメージしたベッドボードには、青森を象徴するアップルウッドをはじめ、ブナ、ヒバ、イチイなどの木が使われ、緩急ある渓流を見事に表現しています。ゆったりと足を伸ばして寛げるソファには、青森ヒバがほのかに香るクッションが置かれ、リラックス効果も高まります。

湯の花が踊る露天風呂で
滝を眺めてマイナスイオン浴

客室で少し休憩したら、八甲田山中に湧く猿倉温泉から引いた、ホテル自慢の温泉「八重九重の湯」へ。東館玄関から送迎バスで約5分と少し離れていますが、宿泊者専用の外湯のため、浴衣とスリッパでの移動がOKという気軽さです。

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九重の瀧を望む「八重九重の湯」

新緑の山に囲まれた開放的な露天風呂で、白い湯の花が浮く湯は肌にやさしくまとわりつきます。湯船に身を委ねると、目の前には勢いよく流れ落ちる九重の瀧を眺められ、マイナスイオンもたっぷりと吸収! 心地よい湯浴みのひとときを過ごせました。
6時〜、18時〜、21時〜と女性専用の時間が設定されていますが、混浴時も男女ともに湯浴み着が用意されているので安心です。

もちろん館内にも東館の「渓流露天風呂」と西館の「展望大岩風呂」と2ヶ所あり、渓流の眺めや川の瀬音を聞きながら湯巡りを楽しめます。

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渓流露天風呂(左)と展望大岩風呂(右)

青森の素材を生かした
菜食メニューが充実の奥入瀬ビュッフェ

夕食には、和洋中からスイーツまで多彩な料理を楽しめるビュッフェと、魚料理と肉料理から選べる和食膳の2タイプが用意されています。今回私たちはビュッフェをセレクト。青森の食材を中心に菜食メニューが豊富に揃いますが、なかでもおすすめは、奥入瀬の森をイメージしてシェフが目の前で盛り付けてくれる「森のサラダ」です。この日は、コゴミやコシアブラ、ウドの新芽、アスパラガス、カブ、ミニトマトなどを使い、色鮮やかな皿が完成しました。他にも青森ヒバで蒸しあげた地場野菜や、目の前で調理される山菜の天麩羅や鉄板焼きのステーキ、ホタテの貝焼きなどあり、あれもこれもとついつい欲張ってしまいます。また、食後のデザートでも旬の山菜を使った「森のアシェットデセール」は外せません。春の期間はフキノトウのアイス、山菜のミズと春筍のグラッセを、レモンのジュレやチョコレートケーキなどと一緒にパティシエが華麗に盛り付けてくれます。甘みのなかにフキノトウ独特のほろ苦さを感じるアイスは初めての味わいでした。
ビュッフェと言っても、ライブ感溢れる演出と、できたての料理を心ゆくまで味わうことができました。

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旬の野菜や山菜をシェフが華麗に盛り付ける「森のサラダ」

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(左上)青森県地場野菜のヒバの香蒸し
(右上)手前から天ぷら、刺身、ホタテの貝焼き
(左下)9つの料理を盛りつけられる皿で好きなものを好きなだけ
(右下)パティシエが盛り付けてくれる「森のアシェットデセール」

一方、この夏の和食膳では、あつあつの石で香ばしく焼いて仕上げる「魚介のほうろく焼き膳」と、倉石牛、八甲田牛、小川原湖牛が一度に味わえる「青森三大牛の食べ比べ膳」から選ぶことができるそうです。

翌朝の朝食にもビュッフェが用意されます。ホテルプロデュースの手作りジャムは種類が豊富で、季節によってリンゴだけでも青リンゴ、ふじ、シナモンアップル、トマトアップルと揃います。リンゴと小松菜を使った完全無添加の手作りジュースや、青森県産のリンゴジュースを使用したホテルオリジナルのアップルトースト、脂ののった八戸前沖さばの塩焼きなど、青森らしい朝食を楽しむことができます。

(DATA)
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
0176-74-2121
http://www.oirase-keiryuu.jp/
1泊2食付き1名様12,500円〜、新客室は15,650円〜(税・サ込)
チェックイン15時
チェックアウト12時
※東京からJR八戸駅へは東北新幹線で約3時間。駅からホテルへは無料送迎バス(完全予約制)が運行しており、約1時間30分で到着します。

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「星野リゾート
奥入瀬渓流ホテル」では、爽やかな夏にぴったりのアクティビティやプランをいろいろ用意しています。いつもの宿泊プランより、ほんの少しクラスアップしたプログラムを楽しんでみてはいかがでしょうか?

●苔ガールステイ 〜 ルーペでのぞく奥入瀬の清涼世界

森林や水の美しさ、滝の多さなど、奥入瀬渓流の魅力はたくさんありますが、ちょっと視点を変えて奥入瀬を散策できるのが、「コケ」に注目したこのプランです。

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緑まぶしい奥入瀬渓流

コケは、世界には約2万種類、日本には約1800種類、そして奥入瀬では現在約200種類のコケが専門家によって発見されており、その数はまだまだ増えると言われています。実に日本で見られるコケの1割弱が奥入瀬にあるのです!

自分たちだけで奥入瀬渓流を歩くと、ついつい渓流に目が行きがちです。ですが、このプランでは奥入瀬の自然にとても詳しいガイドさんと一緒に奥入瀬渓流を散策できるので、木に注目したり、コケや木に付着する地衣類(菌)に注目したり、今まで知らなかった奥入瀬渓流のミクロの世界にきっと出会えます。

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ふだんは目にも止めないようなコケや地衣類をルーペでのぞくと???

私たちが参加したガイドツアーも、車ならたった10分の距離を、ルーペでコケや地衣類をのぞいたり、奥入瀬の成り立ちや植生などをガイドさんに説明していただいたりと、約2時間半もかけて楽しく案内していただきました。本来ならもっと長い距離を歩くのですが、あまりにもガイドさんとの散策が楽しくゆっくり歩いてしまったので、これだけの距離しか進めなかったのです(笑)

ルーペや双眼鏡を片手に足元や頭上に広がる世界を楽しめ、自分の好きなデザインで苔玉を作って持ち帰れるこのプランに参加してみてくださいね!

・期間:8月31日まで

・料金:1泊2食付き2万4500円〜(2名1室の1名料金)

・定員:1日3室限定

<スケジュール例>

【1日目】

15:00 チェックイン

15:30 苔をイメージしたオリジナルスイーツ「苔涼し」と湧水珈琲でブレイク

18:00 混浴風呂「八重九重」の女性タイムで湯浴みIMGP6931.JPG

19:00 ビュッフェでディナー

21:00 「奥入瀬SPA」にて八甲田湧水のエステ(オプション)

【2日目】

6:00 ストレッチプログラム「Oirase Breath」に参加

6:30 ビュッフェで朝食

8:00 ガイドと一緒に苔散策

12:00 チェックアウト&ランチ

13:00 苔玉作りに挑戦!

※スケジュールは一例なので、苔散策や苔玉作りの時間は宿泊予約時に調整可。長グツの貸出もあるのも散策にも安心

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●メイプルリーフ〜渓流テラスで朝食を〜

ビュッフェでの朝食もいいですが、せっかくなら屋外のテラスで渓流の瀬音を聞きながらの朝食はいかがですか?毎年人気の朝食メニュープランに、今年は「奥入瀬エッグベネディクト」が登場! エッグベネディクトとは、マフィンに、ポーチドエッグ、ベーコンやハム、スモークサーモンを乗せて、卵黄や溶かしバターで作ったオランデーズソースをかけた卵料理のひとつです。

奥入瀬渓流ホテルでは、青森らしく、陸奥湾ホタテと津軽海峡サーモンを乗せたオリジナルのエッグベネディクトを味わえます。濃厚なオランデーズソースとともにポーチドエッグを割ると、鮮やかな色合いの黄身がとろりとあふれます。この鮮やかな色の秘密は、ニワトリにお米を食べさせたからだとか。添えられたベーコンは、完成するまで半年かかったという「メイプルリーフ」でしか食べられない特別なベーコン。塩気のバランスがよく、ほんのり薫るスモークがさらにうま味を引き出しています。

すりおろしリンゴのドレッシングをかけた生ハムのサラダ、「メイプルリーフ」でしか食べられない5〜7種類のホテルベーカリーのパン、りんごジュース、季節のフルーツなど、奥入瀬渓流を眺めながら贅沢な朝のひとときを過ごせますよ。

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奥入瀬渓流のほとりでおいしい朝食を食べられるなんて、とっても贅沢♪

・期間:9月30日まで

・料金:1泊2食付き料金+2100円

・時間:7:00〜と8:30〜の2回。1回20名までで前日までの予約制

 

旅にぴったりの季節がやってきました!
ここは、奥入瀬渓流沿い唯一のホテルですし、奥入瀬渓流の最大の見どころである「阿修羅の流れ」まで宿泊者専用の無料シャトルバスも1時間に1本運行中です。さらに、宿泊者専用のマウンテンバイクレンタル(1回1500円)もあります。

また、上記以外にも、さまざまな宿泊プランや体験プログラムが用意されているので、公式HPをチェックして豊かな緑あふれる奥入瀬渓流へ旅してみてくださいね。