星野リゾート×旅恋 記事

 第29回 今まで損してた!「星野リゾート OMO7 旭川」で知る美味しい、かわいい、楽し…

北海道第2の都市・旭川。旭川というとどのようなイメージでしょうか?美瑛や富良野への拠点、あるいは旭山動物園や英国風ガーデン・上野ファームがあるところ…。いえいえ、じつは旭川は街歩きが面白い!のです。その魅力を関屋がたっぷりご紹介します。

星野リゾートの新ブランド「OMO(おも)」は都市観光のためのホテルブランドで、「寝るだけでは終わらせない」「旅のテンションをあげる」を謳っています。第1弾のホテルが2018年4月28日、「旭川グランドホテル」からリブランドオープンした「星野リゾート OMO7 旭川」。第2弾が旅恋ですでにご紹介済みの「星野リゾート OMO5東京大塚」です。記事はこちら
旭川というと、どこかへ行くための宿泊拠点という印象しかなかったのですが、「ご近所専隊OMOレンジャー」の案内で巡る旭川はすこぶるご機嫌な街なのです。

平和通買物公園

OMOベースが旅のベース

ホテルは旭川空港から市内行きのバスで約50分、終着の6条9丁目バス停がホテルの目の前、JR旭川駅からは徒歩約13分の位置にあります。レンガ色のファザードから館内へ、1階の広々としたロビーラウンジがOMOベースです。正面には北海道の森をイメージした白樺がすくと立つテーブルがあり、左手には朝食・ランチ・バルタイムとして利用できるOMOカフェ&バル、右手にはフロント・フリーラウンジ・ショップなどがあります。

ホテル外観


館内正面

フロントでチェックインをすませたら、「ウェルカム蛇口」をひとひねり。ハスカップジュースでのどを潤しましょう。フリーラウンジは自由気ままなスペース。テーブルに配されているのは様々な形の旭川家具の椅子。12のメーカーの椅子があり座り比べもできちゃいます。視線を上にするとランプシェードがなんと丼!実際の旭川ラーメンのお店の丼を使っています。さらに奥のスペースは屋根裏部屋のようなブックトンネルがあり、旭川や北海道にまつわる本が300冊以上。旅の興味をぐっと広げてくれます。

ウェルカム蛇口


色々な椅子が並ぶスペース

そして掲示されている直径2mの大きなマップに注目! ホテルから歩いて500歩圏内の飲食店や雑貨屋、ショップなど、スタッフおすすめのスポットを紹介しています。マップの情報はタイムリーに更新されていますので、旬の情報が満載、すぐにでも街歩きの計画を立てたくなります。そしてこの巨大マップを囲むように木枠があり、様々なショップのショップカードなどが置かれていて、気になったお店はすぐにチェックできます。

巨大マップを見ながら出発

コンパクトなのに団らんできる客室

リニューアルに伴い新たなコンセプトでつくられたのが「DANRAN Room」。全237室のうち、115室がこのタイプです。18㎡というコンパクトな空間に、ベッドが2台!Ⅼ字型に配置されていて、その間にはテーブルがあり、小さな団らんが生まれるのです。Ⅼ字型ということは、ふたりの枕が離れて足もとが近づいて寝る形。同じ方向に枕が並ぶより気兼ねしなくていいですね。もともとシングルルームだったという部屋、荷物は置けるの?と心配になりますが、じつはベッドの下が収納スペース。キャリーバッグも広げたままおさまってしまいます。ナイスアイディアですよね。

DANRAN Room


ベッド下に収納

OMO GREENと旭川散策

ご近所を丸ごと楽しみ尽くそう!というわけで、ご近所専隊OMOレンジャーとともに街へ繰り出します。まずはOMO GREENに可愛い雑貨やカフェを案内してもらいます。OMOレンジャーは5人で、それぞれ路地裏グルメやインスタ映えのお店案内など得意分野があり、レンジャーの出動は有料(ひとり1000円)ですが、OMO GREENは無料。夜の食事処の下調べもできちゃいます。

向かった先は駅前から約1㎞続く歩行者天国の商店街「平和通買物公園」です。駅に近いほど飲食店が多いのですが、駅とは反対方向へ歩いていきます。まずホテルのすぐ近くの2軒のショップ、アクセサリーやバッグなどハンドメイド商品をそろえる「ヤマトストア」そして隣接の「ニコメノストア」。ヤマトストアの2軒目のお店なのでニコメノストア、こちらでは好みのデザインを30分ほど(お店の状況により変動)でTシャツやバッグなどにプリントすることができます。私もエリザベスカラーの猫が気に入って、Tシャツをつくりました。

ヤマトストア


キュートなにゃんこ

次は絵本が所狭しと並ぶ本屋「こども冨貴堂」へ。子どもだけでなく大人も喜ぶ素敵な絵本がぎっしり。誰もが笑顔になること間違いなしです。お隣には『あらしのよるに』で有名な旭川出身の作家、あべ弘士さんの「ギャラリープルプル」があります。

こども冨貴堂

お店に入ったとたんに、「かわいい!」と声をあげたくなるのが北欧雑貨のお店「Maito Parta(マイト パルタ)」。ぜったい、長居したくなります。ほかにもアンティーク雑貨のお店などがあり、旭川の雑貨屋、半端ない!感じです。

マイト パルタ

美味しいものもしっかり教えてもらいました。まずは「福吉カフェ旭橋本店」。建物は大正13年建造の旧製粉所をリノベーション、レトロ感たっぷりです。おすすめは「トキワ焼き」で、たい焼き風のクロワッサンです。つぶあん、クリーム、ハムマヨチーズなど小腹がすいたときにちょうどいいサイズで、テイクアウトOK。形はカフェの先にある旭橋をかたどっています。

もう1軒は「Japacheese(ジャパチーズ)」。小さなチーズ工房で、炙りチーズやパリパリチーズをトッピングしたソフトクリームなどが人気です。新鮮なモッツァレラや癖のないチェダーチーズなど、普段の食卓にのせたいチーズです。

福吉カフェ旭橋本店


トキワ焼き


ジャパチーズ

こうして、ふらふら歩きながら、おすすめのバーの場所もしっかり覚え、次はOMO YELLOWとともに、小路の探索へ。

OMO YELLOWと食い倒れ!?

OMO YELLOWとやって来たのは「5・7小路 ふらりーと」。思いっきり昭和感がある小路で、飲食店やヘアーサロンなど18店舗が並んでいます。ふらっと立ち寄るというネーミングなのですが、ふと見ると「素通りは許しませんぞ」の文字。夜のネオンが大好きな私にとっては望むところよ~の感じです。昭和2年創業の「よしや」で、新子焼きなるソウルフードをいただきます。新子焼きとは若鶏の半身を、たれをつけながら約20分焼いたもの。手でちぎりながら胸肉、もも肉、手羽など異なる部位にかぶりつき、黄金色の皮目とピチピチの若鶏の肉汁を堪能すれば、もう自ずとビールが進みます。

ふらりーと


よしや


新子焼き

次に案内されたのは、庶民派「よしや」とは打って変わって、洗練されたお洒落なワインバー「La Vigne(ラ・ヴィンニュ)」。その名も「パリ街」という小路にあります。確かにパリの裏路地のようにも見えます。こちらのお店ではフランス産の自然派ワインと生ハムやキッシュなどがいただけます。今回は飲み比べのレンジャーセットを楽しみました。
どちらのお店も、ひとりでドアを開けるにはちょっと勇気がいるかもしれません。だからこそ、友人のようなレンジャーの存在は嬉しい限り! 旭川のディープな魅力を発見できますし、次はもう常連!の気分になります。そして関屋は夜の旭川に消えていった……。

ラ・ヴィンニュで


素敵なバリ街

ちなみに今回歩いたエリアは道路が碁盤の目のようになっているので、とても分かりやすく、各客室に置いてある、宿泊者のみが入手できる「ご近所マップ」を手に歩いても迷うことは少ないと思います。

ご近所マップ

朝食はふわっ・サクッのワッフル

 朝食は「OMOカフェ&バル」で、ビュッフェスタイルでいただきます。常時20種類以上を揃えるホテルベーカリーのパン、瑞々しいサラダ、卵料理、マリネサーモンやフライなど種類豊富。なかでもおすすめはジャガイモを練り込んだ生地で、その場で焼き上げるワッフル。フルーツや蜂蜜を添えたり、卵やベーコンと一緒にと、好みで味わえます。香ばしい香りと、外はサクッ、なかはふんわりの食感がパワーをくれるようです。

朝食


ワッフルでパワーチャージ

旅を終えて感じるのは「旭川って、いいところだった」という充実感。どこも似たり寄ったりと思いがちな地方都市ですが、興味の幅を広げてくれる入り口が見つかれば、そこは大切な場所、大切な思い出ができるものです。

入り口へのガイド役・OMOレンジャー。街を愛する気持ちがしっかり伝染しました。

【星野リゾート OMO7 旭川】
北海道旭川市6条通り9丁目 ℡0166-29-2666
料金 2名1室利用の一人当たり5,000円~(税・サ込)
URL https://omo-hotels.com/asahikawa/

取材・文 関屋淳子