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 ワクワクが止まらない!新型海賊船が芦ノ湖にデビュー。海賊船がモチーフのデザートも!(神奈…

女王陛下の海賊船がゴージャスにデビュ

2019年4月25日、神奈川県・箱根の芦ノ湖に新型海賊船「クイーン芦ノ湖」がデビューしました。「心ときめくクルーズ」がコンセプトの海賊船を手がけたのは水戸岡鋭治氏。水戸岡鋭治氏は、豪華観光列車「ななつ星in 九州」をはじめ、鉄道・バス・駅舎などさまざまなジャンルのデザインで知られる工業デザイナーです。私自身は、プライベートでは一生縁がないと思われる「ななつ星」ですが、テレビや雑誌で見る度に憧れていた列車です。その豪華列車を手がけた水戸岡氏が、今度は海賊船をデザイン!? と期待が高まります。

 

 

うれしいことに、4月23日にひと足早くプレス向け試乗会へ参加する機会がありました! 予想をはるかに超えた、素晴らしい新型海賊船をご紹介します。

 

外観は芦ノ湖の碧にあざやかに映えるゴールドの船体。初代から続く海賊船のデザインを守りながらも、よりリゾート感を感じられる優美な船体です。過去の船はフランスやイギリスなどの実在の艦隊をモデルに海賊船らしい大砲が並ぶ造りでしたが、「クイーン芦ノ湖」は実在の船をモデルとはせず、“女王”らしく大砲は配さずにクイーンの風格や優雅さを表現しています。

外観で特徴的なのが、船首に飾られたフランス・パリのルーヴル美術館の至宝のひとつ《サモトラケのニケ》をモチーフとした古代ギリシャ時代の女神像。翼を大きく広げた彼女が芦ノ湖での船旅と箱根の町を見守ってくれるかのようです。

 

 

そして、中へ足を踏み入れた瞬間からまさに「心ときめくクルーズ」がスタート!まるで豪華ホテルのようなゴージャスな空間が広がっています。まず驚いたのが、床から天井まで木の香りがただようほど木材を贅沢に使っていること。普通船室はウォールナット材、特別船室は米松やナラ材による贅沢な設えとなっています。そして、デザインにもこだわり抜かれており、箱根寄木細工をモチーフとした床材、日本の伝統工芸である大川組子が装飾に取り入れられており、クラシックな雰囲気です。(写真は普通船室と特別船室混在)

そして調度品や家具ももちろんオリジナル。さまざまな色や模様を施したイスは、カラフルな普通船室とゴージャスな特別船室合わせて5種類! 子どもから大人・高齢者まで幅広い年代の方がそれぞれの世代にとって心地よい船旅になるよう、バラエティ豊かなイスが配置されています。

 

 

撮影スポットとして行列ができそうなのが、2階の特別船室にあるゴールドの壁をバックにした女王陛下の玉座。一段高くなっているので、思わず“クイーン”の気分になってしまいそう!?  どのような玉座なのかは、実際に目で確かめてみてくださいね。特別船室へと向かう階段も水戸岡氏らしいデザインが存分に施されています。装飾性豊かな模様が壁一面に描かれた階段室は、上階へと自然と誘いこまれます。下から見上げても、上から見下ろしても、どちらもとても美しいスペースです。

 

 

そして、お約束通り、豪華客船をテーマにした“あの”大ヒット映画の世界にひたってしまうのが、船首船尾にある見晴らし台(ウォッチ台)です。ぜひウォッチ台に立って、芦ノ湖の心地よい風を感じながら手を広げて有名なシーンを再現してみては? 一部の見晴らし台は、湖面にせりだすように設置されているので、湖と一体となったかのような雰囲気も味わえますよ。

 

「クイーン芦ノ湖」に乗船して感じたのがワクワク感です。プレス試乗会での挨拶で水戸岡鋭治氏は「今の時代は効率性を追求するために、さまざまなものをそぎ落としてしまうマイナスのデザインが主流ですが、クイーン芦ノ湖では、“プラスしていくデザインにしました。心地よい時間をいかに過ごしていただけるかを意識してデザインし、そして写真映えするスポットを多く設置しました。お客様に写真をたくさん撮っていただき、拡散していただき、その楽しさをより多くの方に伝えていただきたいですね」と語っていました。

デッキのおしゃれなイスやベンチ、意匠を凝らした照明や柱など写真スポットは船内に数多くあり、さらにはオリジナルグッズやドリンクを販売する船内ショップもあります。これだけ豪華かつ楽しい海賊船なので、何回でも乗船したくなること間違いなしです。普通船室もとってもステキですが、できれば、水戸岡ワールドがより広がっている特別船室(片道はプラス500円)がオススメです!

 

 

海賊船乗船場前にあるレストラン&土産処

クイーン芦ノ湖の乗船前、乗船後には箱根町港にある畔屋(ほとりや)に立ち寄ってみてもいいかもしれません。2階には「cafe KOMON 湖紋」があり、タイミングよければ窓際の席に座れることもあります。ここでは、本格的なビーフシチューやローストビーフのほか、カレーや丼など、芦ノ湖、海賊船、そして天気がよければ富士山を目の前にしてランチを楽しめます。また、1階はまるで宿場町のように土産店が軒を連ねていますので、お気に入りの店をのぞいてみてくださいね。

 

 

クラシカルホテルでいただく海賊船デザート

海賊船の乗船場にもなっている「元箱根港」から無料シャトルバスでアクセスできる『山のホテル』も、特にこの時期オススメのスポットのひとつです。1948年創業の箱根屈指のクラシカルリゾートホテルですが、例年GWに開花が始まり、GW明けに見頃を迎えるツツジが咲き誇る庭園でも知られます。富士山を背景に、赤、ピンク、白と庭園を埋め尽くすように一面に咲くツツジ。目にあざやかなツツジに酔いしれてしまうはずです。「つつじ・しゃくなげフェア」も開催されますので、開花状況を公式HPで確認して足を運んでくださいね。

 

また、敷地内の別館にある「プレミアムショップ&サロン・ド・テ ロザージュ」では、「クイーン芦ノ湖」就航と、ツツジの開花に合わせたオリジナルの新作スイーツが登場しました! 新型海賊船をモチーフにしたデザートプレート『Bateau pirate ~海賊船~』は、船体は、チョコレートのムースとミルクのムース、チョコクランチが中に入った筒形のチョコなど。濃厚なバニラアイスに、パッションフルーツやマンゴーのソース、カットフルーツで彩りと酸味を添え、さらにドライオレンジの舵、薄いシガレットクッキーの帆、パイの碇などをプラス。甘さと酸味のバランスがとってもよい、見た目にも楽しいひと皿となっています。ポットサービスの紅茶とともにどうぞ。

 

 

そして、『Azalée ~つつじ~』は、丸く刈り込まれた庭園のツツジがモチーフ。色鮮やかなツツジをイメージしたピンク色のホワイトチョコは、丸く穴が開いており、中のスイーツがちらりと見えるようになっています。ホワイトチョコを外すと、中にはフランボワーズのムースやツツジの紅茶のブュルレ。まわりには鮮やかな赤い色をしたイチゴのジュレやフルーツが。ツツジの紅茶がふんわり香る、フォトジェニックなかわいらしいひと皿です。

 

 

女王の風格ただようクイーン芦ノ湖に乗船し、ツツジを愛で、そして海賊船やツツジのデザートをいただく。箱根・芦ノ湖で幸せな時間を過ごしてくださいね。

 

詳しくは、下記公式HPにて

箱根海賊船

https://www.hakone-kankosen.co.jp/

山のホテル

http://www.hakone-hoteldeyama.jp/

取材・文:塩見有紀子