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 重機のスターたちが大集合!日本科学未来館へGO!(東京・湾岸エリア)

東京都江東区の日本科学未来館で一風変わった企画展が開催中です。ブルドーザや油圧ショベルなどふだん中々近くで見られない工事現場で働く「重機」にスポットを当てた企画展「『工事中!~立ち入り禁止!?重機の現場~」です。プレス内覧会での様子をご紹介します。

 

工事をしていない時がない気がする東京・大手町エリアや現在大規模再開発中の渋谷など、東京では現在工事中の場所があちらこちらに点在しています。それらの近くを通る度に、実は重機や工事現場に興味がある私はワクワクしていました。今回の企画展では、最大13トン級の重機や、最新の四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシンなど、さまざまな重機の実物を間近で見られたり、実際に運転台に乗ることができる重機など、工事現場を身近に感じられる内容となっています。

企画展を担当した内田まほろ氏によると、「夜中や、囲いの中など、普段見ることができない世界に光を当てたい。お子さんや工事好きな方だけでなく、騒音だったり混雑だったりと工事を迷惑に思われている方にも、ぜひ親しんで欲しい」と、今回の企画展について話していました。

そして「ミュージアムとしては規格外のサイズの作品で、スター選手たちが大集合してます!」と熱く語ってくれました。

 

また、本展監修の京都大学大学院工学研究科教授の高橋良和氏は「“重機”はあくまでも人の助けをしているもの。人間が人間らしい暮らしを整えることが目的で、重機は人間をサポートしてくれるものです。建築・工事のスケールを感じるとともに、大きな仕事をするにはやはり細やかで繊細な仕組みが必要だということにも着目してください」と語ってくれました。

 

 

展覧会会場は、プロローグとエピローグを含めて、6つのエリアに分かれて構成されています。まず目に飛び込んでくるのは、物をつかんだり持ち上げたりする最新の「四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシン」(日立建機)。その迫力に心を鷲掴みにされること間違いなしです。ここを通り過ぎたら、土砂をすくって運ぶ大きなバケツのようなホイールローダや、大地をならすブルドーザなどが並び、これらの重厚感に圧倒されます。

第2章からは、いよいよ工事現場に見立てた仮囲いのセットが組まれた会場へと入っていきます。ハンマーヘッドやフック、運転台などの部品が展示された大型クレーンのほか、注目は日本初の油圧ショベル「ユンボY-35」(キャタピラー)。高度経済成長期に大活躍した人気ものだったそうです。ちなみに先ほどから出てくる「油圧」というワード。小さな力を大きな力に変えたり、力の向きを変えることが簡単になる「油圧」ですが、これらの仕組みも展覧会会場でわかりやすく解説してくれます。

 

個人的に面白いと思ったのが、第3章の<「都市」再・工事中!-解体の美学>です。工事現場というと“作る”ことに目が行きがちですが、未開の地ではなく、東京のように人が実際に暮らしている場所を作り替えるには、まず壊すことが必要となります。高橋良和教授も「いかにうまく壊すか。人が気がつかない内に、いつの間にか作り替わっているのが、工事の理想系です」と話していた通り、密集地帯でそれまで建っていた建物を壊すには、いかに周囲に影響を与えないように解体するかが大切です。この章では、鉄筋コンクリートを丸ごと破壊したり、鉄骨を切断したり解体現場で活躍する重機が展示されています。

 

第4章の<「未来」工事中?-これからもくらしを支えるために>の章では、安全や快適さを実現するため、進化した重機の技術革新を紹介しています。ウェアラブル端末のゴーグルをつけて地下の様子が3Dで立体的に表される技術や、ドローンで撮影したものを3次元データと合わせて施工計画に活かしたり、畳んだ時の幅がわずか69cmになる超コンパクトなクレーンなど、技術は日進月歩。現時点でのさまざまな技術を垣間見ることができます。

 

ミニ油圧ショベルの運転台に乗って撮影できるスポットは、お子さんも大興奮間違いなし! 特に週末は混雑する可能性もありますが、自由に乗車できますので大人も楽しんで撮影してくださいね。囲み越しに遠くから見るのと、展覧会会場で間近で見て触って一緒に撮影するのとでは、迫力がまったく違うはずです。

実際に乗車してきました!

日本科学未来館へ新交通ゆりかもめで行くと、東京2020に向けてあちらこちらで競技会場の工事現場を見られます。企画展「工事中!」を見た後なら、重機の凄さや格好良さをより一層感じられるはずですよ。会場内は一部を除いてほとんど撮影OKなので、重機とツーショット撮影も楽しんでくださいね。

 

企画展「『工事中!』~立ち入り禁止!?重機の現場~」

開催中~5月19日(日)まで

日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン

https://kojichu2019.jp

(取材・執筆:塩見有紀子)