あなたも「近代化遺産」萌え! by 関屋淳子

熱川温泉視察報告②

今回の視察会では、熱川温泉観光協会長を務める「熱川プリンスホテル」の嶋田社長をはじめ、東伊豆の今を支える方々と交流を持ち、豊かな自然を生かしたさまざまな取り組みがあることを教えていただきました。今回お会いしたのは東伊豆ECOツーリズム協議会を運営、ペンション「クノッソス」のオーナーである須佐さん、ペンション「エルブルズ」の荻嶋さんご夫妻、伊豆情報企画室の杉本さん、伊豆フライトハウスの恩田さん、熱川ダイビングサービスの筑波さんです。

東伊豆町は熱川温泉や稲取、大川、北川(ほっかわ)の4つの温泉地を有しています。伊豆というイメージから、海と温泉に目がいきがちですが、じつは山も空にもすばらしい観光資源があるということで、「海、山、空がつながる東伊豆」というキャッチフレーズを掲げています。ではその魅力をご紹介しましょう。

まず海。海といえば白砂の海岸で海水浴が夏の定番ですが、四季を問わず楽しめるのが北川と熱川の中間に位置する穴切海岸です。切り立った断崖に囲まれる穴切海岸はダイビングと磯釣りに人気で、その透明度は抜群。自然が作り出す荒々しい断崖と種類豊富な魚たち。ここは初心者にも向くダイビングスポットなので、ぜひ、体験ダイビングで神秘的な海の世界を訪ね、ウミウシやクマノミ、イソギンチャクに出合ってみたいものです。

詳細は熱川ダイビングサービス→http://atagawadive.com/

次に山ですが、こちらは前述でご紹介の細野高原。そして細野高原を基点に空へ羽ばたくのがパラグライダーです。太平洋を望み、天城の山々を見晴らす雄大な空中散歩。伊豆フライトハウスでは、熟練のインストラクターと二人乗りで楽しむタンデムの体験コースなどを用意していますので、気軽に鳥の気分が楽しめます。さらにツリーハウスのあるキャンプ場も完備、一日中アウトドアライフを満喫することもできます。

詳細は伊豆フライトハウス→http://www.flighthouse.com/

ダイビングやパラグライダーのほかに、シーカヤックや漁船体験、ガラスアートやポプリ製作などのさまざまな体験の実施や受け入れをして、「オトナの修学旅行」を推奨しているのが東伊豆ECOツーリズム協議会です。ペンションや民宿、旅館に泊まりさまざまな体験を通して東伊豆の魅力を発掘、さらに多くの地元の方とふれあうことで、旅の思い出がより鮮明に、貴重なものとなるでしょう。受け入れの施設はペンション「クノッソス」(http://www.knossos.jp/)「エルブルズ」(http://www.elburz.jp/)をはじめ、全15軒。家庭的な雰囲気で、都会で疲れたオトナ女子を癒してくれるはずです。

さらに空を見上げるイベントとして、「月と星空 熱川温泉キャンドルナイト」が予定されています。これは熱川海岸遊歩道にペットボトルで作ったキャンドル2000本を並べ、海面に映りだされる月や漁火、満天の星空を楽しむものです(雨天・強風の場合は中止)。日程は以下です。
11月24・25日、12月22・23日、翌年1月26日・27日、2月23日・24日、3月23日・24日の土日、いずれも20時〜21時。
空と海がつながる幻想的でロマンチックな情景が広がります。また、12月24日のクリスマスイブには、熱川温泉クリスマス花火イベントも予定されています。

キャンドルナイト1.JPG

キャンドルナイト2.JPG

東伊豆は初めてという人も、何度も行ったことがあるという人も、きっと新たな発見と驚きが待っている、そんな旅を演出するさまざまな仕掛けをこれからも作っていきたい。旅人を迎える方々の心意気を感じた、満点の視察会でした。

(取材・執筆 関屋 淳子)

 

 

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