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 第24回「星野リゾート ロテルド比叡」(後編)
星野リゾート ロテルド比叡では1130日まで、比叡山エリアの散策と日吉大社での厄払いを楽しめるアクティビティ「やくばらい散歩」を開催中です。滞在中の限られた時間でも楽しく厄払いできますよ。

 

延暦寺の朝のお勤め体験

まずは滞在翌朝、比叡山延暦寺の朝のお勤めから一日が始まります。

ホテルからシャトルバスで10分ほどの場所に位置する延暦寺。総本堂の根本中堂では、「朝の勤行」が毎朝行われています。「朝の勤行」体験は、アクティビティ「やくばらい散歩」に組み込まれた内容ではありませんが、宿泊者はチェックイン時に申し込みをすれば無料で参加できます。

早朝6時に送迎バスでホテルを出発し(12月~2月は6時半出発)、延暦寺へ向かいます。ふだんは参拝客も多い延暦寺境内ですが、早朝の開堂前の時間帯のため、参加者の私たち以外はほとんど人を見かけません。

20171029_hiei01.jpg 早朝、静かな境内。根本中堂へ向かいます


根本中堂の前身にあたる一乗止観院が建立された788年より、延暦寺は火災や焼き討ちなどにより何度も火災で燃え、現在のお堂は約400年前に徳川家康から命を受けた天海によって復興事業が開始された際に建てられたもの。お堂には、ご本尊の薬師如来像、両脇に日光菩薩、月光菩薩が祀られています。

「朝の勤行」で僧侶による読経とお話をうかがえば、肌寒い空気の中、身も心も凛とし、気持ちもあらたまった気がするはずですよ。国宝の根本中堂での朝のお勤めは、ロテルド比叡と延暦寺会館宿泊者限定のとても貴重なもの。朝早い出発ですがぜひ体験してみてくださいね。

 

 

心洗われた後は朝食タイム

ホテルへ戻った後は、お楽しみの朝食です。比叡山が発祥とされるお茶や湯葉、地元産のハムやベーコンのほか、昨晩のディナーに続き、発酵食を取り入れたものが並びます。ドリンクバー以外は着席スタイルの朝食なので、ゆったりと食事ができるのもうれしいですね。朝食後は、もう一度、山床カフェで琵琶湖の景色を眺めながらのまったり時間を過ごすのもおすすめです。

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延暦寺でゆっくりと散策を

チェックアウトの後、アクティビティ「やくばらい散歩」を体験します。まずは再度延暦寺へシャトルバスで移動します。巡拝料を納め、境内へ。

比叡山は、根本中堂のある東塔、西塔、横川と大きく三塔の地域に分かれています。朝の勤行ではゆっくり見られなかった場所を散策したり、最近女性に人気の高い御朱印の記帳はこの時間に行うことができます。

私たちは再度、根本中堂へ向かいました。朝の勤行のお話の中にあったひとつが、お堂の中にある「不滅の法灯」。この火は最澄が灯し、以来1200年以上も消えることなく、灯り続けているものだそうです。これは、燃料である油を僧侶が毎日注ぎ足し続けているため消えずにいます。ですが、油を注ぐこと自体は簡単で単純なことですが、それを1200年もの間、欠かさずに続けることは大変なこと。ここから「油断大敵」という言葉につながったそうです。このようなお話を朝の勤行で延暦寺の僧侶から直接うかがえたのは大変ありがたいことでした。

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平成の大改修中の根本中堂や鐘楼

なお、現在延暦寺の根本中堂と廻廊は、2016年より10年かけて行っている平成の大改修中です。囲いに覆われて見学できない部分もありますが、工事期間中も参拝は可能です。また、通常は見ることができないお堂内部の貴重な光景や工事の様子を間近で見ることもできます。

 

坂本ケーブルで日吉大社へ

延暦寺散策の後は、坂本ケーブルに乗車して、厄払いをしていただく日吉大社へ向かいます。坂本ケーブル延暦寺駅を11時までに出発するケーブルカーに乗車しましょう。ちなみに、延暦寺の散策をされないという方は、ホテルのシャトルバスでケーブル乗り場の入口で降車することも可能です。

坂本ケーブルは、延暦寺駅からふもとの坂本駅までを11分で結ぶ日本一長いケーブルカーです。創業はなんと昭和2年。今年開業90周年を迎えました。
大正14年に建てられた延暦寺駅で片道運賃を支払い、ヨーロッパ調の窓を大きくとったケーブルに乗車。空いていれば、景色をひとり占めできる窓側や進行方向一番前に座るのもいいですね。

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国内最長の2025メートルの路線沿いは、起伏の激しい山や谷、多くの橋や長いトンネルが続き、その急勾配の山肌を縫うようにケーブルは進んでいきます。途中には「ターンアウト」と呼ばれる反対車線のケーブルカーと行き違うポイントや、琵琶湖の絶景を望める場所もあります。
車窓から比叡山の険しい谷を見下ろせば、大正14年に着工されたケーブルが、比叡山という信仰心篤い霊峰を切り開くという大規模な難工事だったことを想像させる光景が広がっています。

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ふもとの坂本駅も大正14年に建てられた洋風木造二階建ての駅舎で、延暦寺駅とともに国の登録有形文化財に登録されています。

 





日吉大社で特別な祈祷を

ケーブル坂本駅から歩いて10分ほどで日吉大社に到着します。ホテルで受け取った厄払い祈祷券を見せ、境内に入ります。
2100年前に創祀された日吉大社は、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本山。平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除け・災難除けを祈願する社として、また最澄が延暦寺を開かれてからは天台宗の護法神として崇敬されてきました。
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日吉大社で星野リゾート ロテルド比叡の特別な厄払いを


方除けの大社である日吉大社で、厄払いの内容に絞った特別な祈祷をしていただけるのは、星野リゾート ロテルド比叡のアクティビティ「やくばらい散歩」ならではの体験です。特に女性は、前厄・後厄を含めると30代に6回もの厄があります。また、厄年でなくとも、最近何故かついていないなと思っている方、祈祷体験自体に興味がある方なども参加してみてはいかがでしょう。
11
30分から始まる厄払いでは、修祓(しゅばつ)、祝詞奏上(のりとそうじょう)など、西本宮の下殿にて特別な祈祷を受けられます。

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西本宮の下殿で神主さんによる特別祈祷

祈祷後は境内の散策もいいですよ。日吉大社は、関西屈指の紅葉名所としても知られており、11月中旬から境内の約3千本ものもみじが鮮やかに色づきます。

 

名園を望む里坊ティーサロン

厄払いの後は、日吉大社から5分ほど歩いた場所にある旧竹林院でのティータイムです。ここはかつて、僧侶の隠居所である延暦寺の里坊群のひとつでした。主屋からは3,300㎡の里坊庭園を望むことができ、秋には見事な紅葉が見られます。

こちらでは、「やくばらい散歩」参加者限定の、近江の茶葉を天日干しにした「日干番茶」とほうじ茶のスイーツをいただけます。紅葉に彩られた日本庭園を眺めながらのティータイムは格別なひとときです。

20171029_hiei08.jpg 旧竹林院でのティータイム


江戸時代から愛される蕎麦

「やくばらい散歩」にあるプランではないのですが、ホテルのスタッフの方おすすめの蕎麦店「本家鶴喜そば」が旧竹林院から歩いて10分ほどの場所にあります。創業は享保初年。創業以来300年余り、手打ちにこだわったおいしい蕎麦をいただけます。なお、特に週末の昼時には大変混み合いますが、時間に余裕があればぜひご賞味くださいね。


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星野リゾート ロテルド比叡のアクティビティ「やくばらい散歩」は、1130分~1330分までです。1130分からの厄払いの前後には日吉大社のある坂本エリアでの散策もおすすめです。石積みの石垣が門前町として栄えた往時を伝える滋賀院門跡、明智光秀が眠る由緒ある西教寺などが点在していますので、自由にお過ごしくださいね。なお、荷物は京都駅前のホテル京阪京都のフロントで受け取ることができる荷物サービスがあるので安心です。

 

<星野リゾート ロテルド比叡>
京都府京都市左京区比叡山一本杉

電話:0570-073-022
1
2食付き1名 24,000円~
チェックイン15時、チェックアウト12

やくばらい散歩12,200円(~1130日/チェックイン時に要予約)
http://hr.hotel-hiei.jp

(取材・文 塩見有紀子)