会員登録はこちら!
HOME << 星野リゾート&旅恋 << 第22回「古牧温泉 星野リゾート 青森屋」
星野リゾート&旅恋 記事
 第22回「古牧温泉 星野リゾート 青森屋」
秋が日に日に深まる青森を旅してきました。
今回は青森の魅力を存分に満喫できる「星野リゾート 青森屋」を、次回では津軽を五感で堪能する「星野リゾート 界 津軽」をご紹介します。

秋は「りんご」と「ほたて」がキーワード

JR八戸駅から送迎バスで約40分、約22万坪(東京ドーム15個分)の敷地を待つ「星野リゾート 青森屋」といえば、最近テレビなどへの露出が急上昇中の人気のお宿。季節に合わせて多種多様なプログラムやイベントが用意され、お子様から年配の方まで楽しめる青森県の体感型テーマパークのような温泉旅館です。
9月1日〜11月30日までは、「じゃわめぐりんご×ほたて祭り」を開催中ということで、関屋と多田がお邪魔してきました。
20171017aomoriya01.jpg

チェックインしたらまず、地下にある「じゃわめぐ広場」へと向かいましょう。昭和レトロな雰囲気の「じゃわめぐ広場」は毎日がお祭り気分。りんごや金魚、イカなどの灯篭が灯り、本物のねぶたも展示。売店や大浴場、体験コーナーなども集まる、青森屋の中心エリアです。
「じゃわめぐりんご×ほたて祭り」のプログラムやメニューもすべてここに集結しているので、天候に左右されずに楽しむことができます。
じゃわめぐ...青森の方言で「ワクワクする」の意味

20171017aomoriya02.jpg
ありました! 2種類のりんごジュースが出る蛇口! 実は私、とっても楽しみにしていたんです。白濁した無濾過の甘みの強いタイプと、透明でスッキリとしたタイプの2種類のりんごジュースが飲み放題! 飲み比べてみると、好みのタイプがわかりますよ。
秋限定 無料◆15:00〜なくなり次第終了

20171017aomoriya03.jpg
りんごの品種は200種もあるそう。そのうち150種を展示するのが「のれそれりんご図鑑」。本物のようですが、りんごの灰で作られた釉薬を使った青森の工芸品「津軽焼」でできています。「あ、これ食べたことある」「こんな名前のりんごがあるんだ」とついつい見入ってしまう、りんご王国の青森らしい展示です。
のれそれ...青森の方言で「目一杯」の意味

20171017aomoriya04.jpg
「りんごガチャガチャ」も大人気! 旬を迎えたりんごがカプセルに入って内蔵されており、1回100円で回すことができます。「ガチャガチャなんて何十年ぶりー?」と、童心に返ってトライしちゃいました。
秋限定 1回100円◆15:00〜22:00

20171017aomoriya11.jpg
ほたての貝殻に願い事を書いて吊るす「ほたて絵馬」もお忘れなく。カラーペンで思い思いの願いを書いて、実際にほたての養殖に使用している留め具で、ジャラジャラと貝殻を吊るします。
秋限定 無料◆15:00〜22:00

20171017aomoriya05.jpg
19時オープンの居酒屋「ヨッテマレ酒場」でも、りんごとほたてのメニューを用意。りんご2個を使った「たんげりんご鍋」、ほたての貝柱が5つも入った「たんげほたてラーメン」、すりおろしりんごがたっぷり入った「たんげりんごサワー」。りんごとほたてが「たんげ(青森の方言で「たくさん」の意味)」入ったメニューばかりです。
秋限定 「たんげりんご鍋」「たんげほたてラーメン」各2000円、「たんげりんごサワー」730円◆ヨッテマレ酒場 19:00〜24:00(L.O.23:30)

20171017aomoriya06.jpg
子供だけでなく大人も夢中になる「ほたて釣り」もぜひトライしたいところ。釣れても釣れなくてもほたて焼き3枚が付いてきます。
秋限定 5分、1,080円◆ヨッテマレ酒場 19:00〜22:00

大切な人と、しっとり楽しむ青森の「静」


青森屋というと、ショーレストラン「みちのく祭りや」で開催される青森四大祭りのショーや、じゃわめぐ広場で毎晩開催されている「じゃわめぐショー」、24時まで飲める居酒屋「ヨッテマレ酒場」など、青森のにぎやかな「動」の魅力がクローズアップされることが多いようです。
20171017aomoriya07.jpg 20171017aomoriya09.jpg
20171017aomoriya08.jpg 20171017aomoriya10.jpg

となると、星野リゾートらしい落ち着いた滞在を求める方には「星野リゾート 青森屋」は向いていないの? 
いえいえそんな事はございません。今回、私たちが体験してきたちょっと大人な青森屋滞在をご紹介します。

1日目
15:00 チェックイン

ウェルカムドリンクのりんごジュースで喉を潤したら、早速お部屋へ向かいます。
20171017aomoriya12.jpg
青森屋の客室は全236室、「あ・い・う・え・お」の5タイプが用意されています。
今回私たちが利用したのは、今年バージョンアップされたばかりの「いくてら」。青森の方言で"気持ちいい""過ごしやすい"の意味で、ねぶた師オリジナルの「ねぶた障子」がアクセントの客室です。青森人のしなやかな強さを想起させ、お腹の底から湧き出るパワーを与えてくれそうなお部屋です。
20171017aomoriya13.jpg
他に、「あずまし」「うんかん」「えんつこ」「おぐらみ」があり、旅のお相手に合わせてお部屋選びを楽しむことができます。

16:00 青森の伝統工芸に触れる体験
じゃわめぐ広場の一角にある「あおもり工房」では津軽塗の箸研ぎ体験ができます。「津軽塗」は俗に「馬鹿塗」と呼ばれるほど、馬鹿丁寧に何度も漆を塗り重ねて仕上げる、津軽職人の「じょっぱり(意地っ張り)」気質が活きた工芸品です。その40数回を数えるという塗り・研ぎ・磨きの工程の中の、まさに最終工程の「研ぎ出し」を体験できます。
赤、緑、呂の3色からベースの箸を選び、スポンジで濡らしては紙ヤスリで研ぎ出します。私は緑色をチョイス。ビニール手袋をはめて体験スタートです。
20171017aomoriya14.jpg 20171017aomoriya15.jpg
木地の上に金や黒、赤などの漆が何層にも塗り込められており、ヤスリをかけることで独特の文様を研ぎ出します。力の加減が難しく、さらに2本1対の箸を同じように研ぎ出さねばならないため、想像以上に難しい! 体験場所のテーブルも津軽塗のものですが、これだけの柄を研ぎ出すにはどれだけの手間と時間がかかるんだろうと思うと、ため息しか出ません。
20171017aomoriya17.jpg 20171017aomoriya18.jpg
黙々と1時間。なんとか出来上がりました! 箸は津軽塗の工房に送られ職人さんの手で留め加工が施され、旅の余韻が落ち着いてくる約1か月半後に自宅に届きます。

18:00 夕食は南部曲屋で珍味に舌鼓
夕食は池のほとりにある、築150年以上と言われる豪農の邸宅を改築した南部曲屋でいただきました。馬と一緒に暮らすための工夫がなされた曲屋は現代風にアレンジされて、なんとも心地よい空間に。
20171017aomoriya19.jpg
味覚体験と言っても差し支えないオリジナルのコース料理「七子八珍会席」は、青森の食文化を表す「七子、八珍、堂々九品、隠れ十品」の中から旬の魚介をメインに仕立てられています。
「七子、八珍、堂々九品、隠れ十品」とは以下の通り。
七子=タラコやタコの子、ブリコなど7種の魚卵
八珍=シャコやシラウオ、ホヤなど8種の珍味
堂々九品=ヒラメやホタテ、イカなど9種の青森を代表する魚介類
隠れ十品=ミズダコやサクラマスなど10種の県民に愛されているけれどややマイナーな魚介類

こうしてみるだけでも三方を海で囲まれた青森の食の豊かさがわかります。
20171017aomoriya23.jpg
先付けは10個の小鉢が並ぶ「七子八珍盛り合わせ」。金山焼や津軽びいどろ、津軽塗、八戸焼など、青森の工芸品を食器として使っており、味わいはもとより、器の魅力も楽しむことができます。
20171017aomoriya24.jpg 20171017aomoriya25.jpg
20171017aomoriya28.jpg 20171017aomoriya29.jpg
がごめ昆布や嶽きみ(とうもろこし)、長芋、カシス、蕎麦など県の特産品が散りばめられたコース料理で、青森を丸ごと味わいました。

20:30 湖面をすべる笛の音と提灯の明かり〜きろかろ散歩
20171017aomoriya31.jpg
秋の澄んだ夜空に響くのは、篠笛の音。18:30、19:30、20:30の3回、祭囃子の独奏が行われます。奏でているのはもちろんスタッフ(!)。太鼓やお囃子が合わさると賑やかですが、笛だけだとロマンチックな雰囲気に...。じゃわめぐ広場で提灯を借りて、灯りを片手に湖畔を散策すれば、風情ある夜のひとときを楽しめます。
20171017aomoriya33.jpg
体が冷えてしまった時は、タオル完備の足湯や、限定2組のコタツシートが楽しい「あおもり藍テラス」へ。かつて青森はりんごと並んで藍の一大産地だったのだそう。モダンなだけでなく、工芸品への理解も深められる藍テラスは、カップルが愛を育むのにもぴったりですよ。

21:00 9/1オープンの最新くつろぎスポット
公園に点在する古民家群の一つを改装し、ラグジュアリー感満載の「八幡馬ラウンジ」が2017年9月1日にオープンしました。
20171017aomoriya34.jpg
南部地方の伝統工芸品である八幡馬のモチーフがあちこちにちりばめられ、客席は池に面してゆったりと身を休めることができるソファが並びます。アルコールも含むフリードリンク制で、お菓子やおつまみも用意されています。
20171017aomoriya36.jpg
私たちもこの空間に一目惚れ。22時のクローズまで、夜景を前に静かなひとときを過ごしました。

22:30 まるでインフィニティプールのような浮湯
大きく池に張り出した湯船がまるで水に浮かんでいるような露天風呂の「浮湯」。紅葉に染まる木々も満点の星空も手が届きそうなほど、自然との一体感が味わえる至極の湯船です。
20171017aomoriya37.jpg
内湯の「ひば湯」は青森ひばの清々しい香りでリフレッシュ。あつ湯とぬる湯の2種が用意され、交互浴も楽しめます。
アルカリ性単純温泉ながらpH値が高く、とろみのある湯ざわりが夢見心地の気持ちよさ。ずっと入っていたいと思えるほどの、極上の湯浴みが楽しめます。

2日目
8:00 朝の散歩がてら南部曲屋で朝食

清々しい朝の公園を抜けて、再び南部曲屋へ。炊き立て土鍋で、青森が誇るブランド米「青天の霹靂」とともに、ホタテの味噌貝焼きなどを味わいます。私たちが訪れた10月初旬はまだ緑がありましたが、今頃は錦絵のような景色を見ながら朝食が楽しめるはずです。
20171017aomoriya38.jpg 20171017aomoriya39.jpg
また、朝はちょっと人恋しい、という方には「のれそれ食堂」がおすすめ。「いさばのかっちゃ(市場のお母さん)」の「これがうめえよー」「こっちも食べていぎなー」という賑やかな声が飛び交い、青森の漁港市場の雰囲気をも味わえます。
20171017aomoriya40.jpg

10:30 馬車に乗って馬文化に触れる
よほどの悪天候でない限り、公園を一周する馬車が運行しているのも青森屋の特徴。馬車を引く馬が2頭と、お客様の荷物を駐車場から運ぶポーター役のポニーが2頭、ちゃんと社員として勤務しているんです。
20171017aomoriya42.jpg
20171017aomoriya43.jpg 20171017aomoriya44.jpg
秋は旬のりんご2種が用意され、馬車に揺られながらりんごを味わえます。青森人と馬の結びつきや、公園の植栽についてなどを、御者のおじさんがお話ししてくれます。

12:00 チェックアウト
チェックアウトまでは囲炉裏ラウンジで寛いだり、足湯でのんびりしたり、お土産物を買い込んだり...。
12時と遅めなので、たっぷり施設を満喫することができるのも嬉しいですね。
20171017aomoriya45.jpg 20171017aomoriya32.jpg

いかがでしたか? 賑々しさはなくても青森屋ならではの、青森文化をしっかりと満喫する滞在が楽しめました。どんな過ごし方も叶えてくれる「星野リゾート 青森屋」。ぜひ、あなたらしい滞在を探してみませんか?
※仕入れ状況により、料理内容や産地を変更する場合があります。

古牧温泉 星野リゾート 青森屋
「じゃわめぐりんご×ほたて祭り」9月1日〜11月30日開催
1泊2食付き ひとり16,500円〜(2名1室利用、税サ込)
電話 0570-073-022(星野リゾート予約センター)

(取材・文/多田みのり)