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星野リゾート&旅恋 記事
 第16回「星野リゾート リゾナーレ 西表島」
沖縄本島の南西に広がる八重山諸島には、星野リゾートが運営する「リゾナーレ西表島」「リゾナーレ小浜島」「星のや竹富島」の3つの施設があります。それぞれに魅力的な南の島々。その個性を存分に活かしたリゾートホテルや旅館を山本と多田が巡り、リゾートライフと沖縄時間を満喫してきました。

■緑あふれる神秘の島でエナジーチャージ!「リゾナーレ西表島」

石垣島からフェリーで約40分。沖縄本島についで大きい西表島は、島の面積の約9割がジャングルに包まれた秘境。日本最大の密林ジャングルとマングローブの森には、希少な動植物が棲息しています。そんな生命力に満ちた森とどこまでも青く澄んだ海をまるごと楽しめるのが、「リゾナーレ西表島」です。
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島の南東にある大原港から、北部にあるリゾナーレ西表島までは送迎車で約50分。案内を聞きながらホテルに向かいます。車を走らせるとすぐに鬱蒼とした緑の濃さと川の多さ、そして水中から伸びるマングローブの群生に気がつきます。今まで目にしたことのない自然のありように、ワクワクが止まりません。
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西表島といえばイリオモテヤマネコの島。道路標識や目撃情報の看板が、ヤマネコの飛び出し注意を喚起しています。道路にはゼブラゾーンや片勾配側溝が施されており、わざと車の走行音を大きくしてイリオモテヤマネコの交通事故を防止するほか、同じく天然記念物のヤエヤマセマルハコガメが道路に出てこないようにしています。貴重な生きものが住まう島にお邪魔させてもらっているという感覚が次第に芽生えてきました。
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島リゾートでのんびりリラックス~絶景アクティビティもおすすめ


「リゾナーレ西表島」は140室あり、西表島最大のホテル。全ての部屋が42平米以上の広さがあり、カップルでもファミリーでもゆったりと過ごすことができます。客室の最大の特徴は全室完備のデイベッド。のんびり寝そべることができるスペースが、島時間を一層優雅に演出してくれます。
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こちらはデラックスツイン(54平米)。アジアのリゾート地に来たような調度がリラックス気分を誘います。
アクティビティや食事の後のまどろみの時間にデイベッドって最高です。我が家にも欲しいです(笑)

パブリックスペースも充実。ジャングルと海に包まれた西表島らしいサービスが整っています。
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広々としたロビーは天井が高く、アジアンリゾートの風情。正面にはウェルカムドリンクコーナーがあり、
黒糖チョコレートやアイスキャンディなどのスイーツやジュース、そして泡盛やハブ酒も!

エントランス前には島チャリ(レンタサイクル)も。幼児用のイス付きもあるので、ファミリーでもサイクリングが楽しめます

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ロビー左手奥にはアクティビティデスクがあり、各種ツアーの予約ができます。デスクは8:00~19:00まで開いていますが、
早めの事前予約がオススメです。デスクの上にはイリオモテヤマネコの子猫の実際の重さのぬいぐるみが!


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正面玄関の向かいには、リゾナーレブランドの共通施設であるBooks&Cafeが。南国らしくその名も「JUNGLE Books&Cafe」。
木々の緑が映え、澄んだ空気が心地よい空間です。コーヒーや紅茶を片手に、自然と一体となるひとときを...。
アロマの蚊除けスプレーなどもオシャレにディスプレイ。好みの香りのものを自由に使えます


さて、そろそろランチの時間。実は絶景を見ながらの極上リゾートランチの予定だったのですが、あいにく風が強く中止に。残念ですが仕方ない...ということで、レストラン「イリティダ」で八重山そばをいただき、午後のアクティビティ、スタンドアップパドル(SUP)に備えます。
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こちら、実際のランチ。沖縄そばとはちょっと違う八重山そば。麺が細くて縮れておらず、甘めのスープ。
ソーキのコクが優しい味わいのそばによく合います。レストラン「イリティダ」はランチ時も営業。
比較的近所にレストランが多い立地ですが、ホテルでまったり過ごしたい人には、ランチ営業は嬉しいですね


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こちら、体験するはずだったランチ。船でしか行けない奥西表のコーラルビーチ「イダの浜」で、これ以上ないってくらいの
絶景ビューの贅沢ランチが、曇天の彼方へ...。自然の前では無力です。。。いいんです、次回訪問のお楽しみにします


初挑戦!スタンドアップパドルでマングローブの川を探索

午後は楽しみにしていたスタンドアップパドル(SUP)。サーフボードの上に立ってパドルを使って漕ぐスポーツで、意外と簡単にできるとか。運動神経にはあまり自信がないのですが、マングローブの群生を間近に見られるそうなので、楽しみにしていたアクティビティです。
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冬なので水着の上にウエットスーツを着込み(気温などの状況をみてレンタルしてくれます)、いざ出発!島の西側にある白浜港から船に乗り込み、歩いては行くことのできない「水落の滝」を目指します。両岸にはマングローブが生い茂り、イメージ通りのジャングルクルーズ。ワニとか出てきそうですが、危険なことは何もないので大丈夫です。
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滝の付近で船を止めて、サーフボードに乗り換えます。意外にも安定しているので、両足を置く位置とバランスをつかめば、容易に立つことができます。オールの使い方を覚えたら、滝のそばに行ってみたり、群生の中の小魚を見つけてみたりと、船よりもぐっと西表島の自然に近づけたような気がしました。若者のスポーツかなと思いましたが、ある程度年配の方でも楽しめそう。ぜひSUPにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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わずか5分程度で、立って漕げるように。島の風と一体になって、ゆっくり川面を漕いで行きます

「西表DEEP」が面白い!味覚でも西表島を満喫!

さて、ディナーはレストラン「イリティダ」でのブッフェ。
ディナー時には「西表DEEP」と称した、西表島の食材と泡盛が並ぶ、ディープなコーナーがオープンし、郷土の味覚がいっぱいの食事を楽しめます。ヤギやグルクン、ギーラ(シャコガイ)、ノコギリガザミ(ワタリガニ)、リュウキュウカマイ(西表の野生のイノシシ)など、ワイルド食材を食べやすくアレンジしてあり、旅の思い出に試してみる価値ありのコーナーです。もちろんブッフェコーナーも八重山食材や郷土食が数多く並び、大満足。
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「西表DEEP」コーナーはやや暗めの照明が、ディープ感を演出。スタッフさんが説明してくれるので、食材知識もつきます。
ヤギのしゃぶしゃぶは「ラムにそっくり(山本談)」だそう。手書きのパネルもいい味を出しています。


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泡盛ステーションは飲み放題の魅惑のコーナー。自分で泡盛カクテルを作れる他、
お酒が苦手な人でもシロップやソーダを使ってノンアルコールカクテルが作れます


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ブッフェコーナーもソーキやチャンプル、シークアサーの魚介マリネ、八重山そばの焼きそば、タコライスなど、
沖縄らしい一品が多いのが特徴。その土地ならではの食体験は旅の醍醐味ですよね。


イリオモテヤマネコに会いに行こう!

夕食後はロビーで開催される「ヤマネコの学校」に参加。西表島の立地や気候、イリオモテヤマネコをはじめとした島の生物、島の見所などをスライドを使って紹介してくれます。ヤマネコのおしっこのにおいまで嗅ぐことができる(実際は似ているという草のにおい。イエネコのように臭くないんです!)、子供にも人気の講座です。
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プロジェクターを使うので、写真がいっぱいで飽きません。実物大のイリオモテヤマネコも登場!

その後本来は「秘境イカダクルーズ~人生初漂流~」という、なんとも気になるアクティビティに参加する予定だったのですが、これも天候不良でNGに。
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本物の炎の明かりが揺れる中、ホットワインやカマイのジャーキーなどのおつまみを片手に、
太古より変わらぬ自然を感じるひと時。ロマンチック&ワイルドな西表島ならではの体験です


しかし替わりにと、「ヤマネコを探せ」ツアーに連れて行ってくれました。小さい頃から憧れ続けたイリオモテヤマネコに、人生史上最も近づいているというだけでテンションが上がっているのに、もしも姿を見ることができたらどうしようっ!興奮しながら夜の島をドライブ。懐中電灯で沿道を照らしながら走行し、出没スポットでは車から降りて暗視スコープでヤマネコを探します。
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イリオモテヤマネコは現在約100頭ほどが棲息しています。今は子育ての時期に当たり、車に慣れていない子猫が道路に飛び出してひかれてしまう事故が多いそう。制限速度40km/hを守って、注意深く運転していきます。懐中電灯で沿道や田んぼを照らすと目が反射して光り、いるかどうかがわかるとのこと。暖かな西表島ではすでに田植えが始まっており、水を張った田んぼに集まるカエルや蛇などを狙って、ヤマネコもやってくるのです。
1時間半ほどホテルの周りをさまよい、目を凝らし続けましたが、この日イリオモテヤマネコに会うことは叶いませんでした。でも確かにこのジャングルのどこかに生きていて、同じ夜を過ごすことができただけで満足でした。夜の島は静かで、ガイドさんのお話もいろいろ聞くことできて、とても有意義な時間でした。

おめざめマングローブストレッチで気分爽快!

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朝は日の出に合わせて行われるストレッチプログラムに参加しました。海岸を歩いてすぐそばの川へ。干潮だったので、潮が引いたばかりの湿った砂浜の上で体をほぐしていきます。傍らには、通常の植物に比べて5倍の酸素を放出するといわれるマングローブが、健気に腕を空に伸ばしています。大きく深呼吸して、マングローブが放った出来立て酸素をいっぱいに吸い込みます。ああ、気持ちいい~頭がスキッと目覚めていきます。島の日の出は遅いので、やたらと早起きしなくても良いところも高ポイントの人気アクティビティです。
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マングローブの種やカニの吐いた砂など、砂浜には面白いものがいっぱい。島の小学生がマングローブを植樹しており、
幼い木が並んでいます。20〜30cmまで伸びるのにも3~4年はかかるといい、その成長はとてもゆっくり。


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朝食も「イリティダ」でブッフェをいただきます。「島ごはん」のプレートがたてられた料理には食材説明が書かれており
「沖縄モーニング」の出来上がり。黒糖を使ったフレンチトーストが甘すぎず滋味深く、とっても気に入りました。


滝を目指してジャングルの中をトレッキング


西表島最後のアクティビティは「クーラの滝トレッキング」。ガイドさんの案内のもと、動物の痕跡や南国らしい植物を探しながら20分ほど歩きます。
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森に入って数分、イノシシが体を擦らせた跡を発見。どこかから突進してきたら怖いなぁと
思いましたが、本土のイノシシに比べて小さく、臆病なので大丈夫だそう。
時にはヤマネコの足跡が見つかることもあると聞き、またも目が皿になりました


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(左)シダの一種。この力強いグルグル、大きいものは15センチぐらいあります
(右)
クワズイモ。ついつい手折ってトトロの傘にしたくなりますが、かぶれるそうなので要注意です

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見上げるとモダマのツルがグネグネと。ターザンごっこができそうです。大きな実がなり、昔はプロポーズの際に
男性から女性に渡す風習があったそう。さやに入っている様子はちょっとムカデみたいですが、ロマンチックです。


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(左)頭上に茂る木生シダの樹肌は不思議な模様。この形が小判に見えることからお金の木とも呼ぶそう
(右)滝までの道は整備されていますが、道標はほぼなし。ガイドさんと一緒に行くようにしましょう

クーラの滝に到着! 小さな滝ですが秘境感もあり、しばしのんびり。こうした手軽に訪ねられる滝をはじめ、島内にはたくさんの滝があるので、滝巡りも楽しそうです。次回訪島の際にはトライしてみたいです。
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あっという間の西表島滞在。天候が今ひとつでしたが、臨機応変に代替アクティビティをご用意してくださったので、島の自然を十分に楽しむことができました。自然と共に暮らすスタッフさんたちだからこそ、雨でも晴れでも「西表島らしさ」を教えてくれます。
さぁ次は、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」の舞台となった小浜島に向かいます。お楽しみに。
(取材/文:多田みのり)

「星野リゾート リゾナーレ西表島」
http://risonare-iriomotejima.com/index.html
大人1泊2食付き2名利用時の1人料金14,000円~