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 列車で行く Vol.20 福島・羽鳥湖高原 −宿泊編−
列車で行く Vol.17 福島・羽鳥湖高原」では、ブリティッシュヒルズ滞在について、体験をメインにご紹介しました。今回はその後編となる宿泊編です。

20170815bh03.jpegのサムネイル画像英国の雰囲気を味わえるゲストハウス
ブリティッシュヒルズには8つのゲストハウスが点在し、「チョーサー」や「ヘンリー2世」など英国史上著名な人々の名前がつけられています。建物は英国の中世の建築様式を忠実に再現しており、ドアのきしみやミシミシ鳴る床板もまた味わいに。「そうそう、英国の古い建物ってこんな感じだわ〜」と、またテンションが上がります。
20170815bh05.jpeg客室のタイプはツインベッドの部屋に小さなリビングが付いたスタンダード、広めのリビングがうれしいデラックス、さらに広々としたラグジュアリーの3タイプ。
私が宿泊したのは、「ターナー」棟のスタンダードルームで、広さはおよそ35㎡あります。リビングルームには、イスと小さなテーブルが配され、テレビや冷蔵庫はコーナーに置かれたキャビネットの中に収納されています。現代的なものが目に入らず、クラシックな空間演出は完璧!
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ベッドルームのワードローブには、冬になるとハリーポッターの映画で登場したような防寒用のマントが用意されます。さらに、窓際にはアンティークのデスクが。書き物をしてちょっと疲れたら窓の外の英国さながらの風景に癒やされて...そんな絵が浮かびます。
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20170815bh08.jpeg忘れてはならないバスルームですが、猫足のバスタブや、水とお湯のタップが2つに分かれた洗面シンク等々、こちらももちろん英国仕様。用意されているアメニティは、英国のアロマブランド「AROMATHERAPY ASSOCIATES(アロマセラピー アソシエイツ)」のものです。ちなみにデラックス・ラグジュアリールームには、テレンス・コンラン卿のアドバイスで開発された「REN(レン)」のアメニティが用意されています。
20170815bh09.jpeg各ゲストハウスには、自由に利用できるラウンジがあります。お部屋のインテリアはそれぞれの棟で異なっていますが、ラウンジもまた各々で趣を替えています。
20170815bh10.jpeg「ターナー」棟のラウンジもふかふかのソファが置かれ居心地のよい空間なのですが、私が気に入ったのは「チョーサー」棟の部屋。前編でご紹介したクッキングの先生が、シャーロック・ホームズが好きならぜひ覘いてみて、と教えてくれたチョーサー棟のラウンジには、19世紀後半~20世紀初頭にシャーロック・ホームズの小説も掲載されていた『Strand Magazine』をはじめ、貴重な資料が展示されています。ベイカーストリートのホームズの住居に手紙を送るともらえるという、秘書からの返信も額に入れて飾られています。
20170815bh04.jpeg極め付けは、ジェレミー・ブレッドがホームズを務めるドラマシリーズのVHSビデオ!ブルーレイ全盛の時代にVHS!夕食後に私的に上映会を楽しみましたが、鮮明過ぎないVHSの映像はむしろシャーロック・ホームズの世界観にぴったり。子どもの頃、露口茂さんの渋〜い声で見ていましたが、実際のジェレミーの声は予想より甲高い...。最近、海外ドラマの吹き替えの質があまりよくないなと感じることが多かったのですが、このホームズに限っては吹き替えがいいかも...と思ってしまいました。

閑話休題。
ラウンジには自由に飲めるコーヒーセットも用意されているので、読書をしたり、旅の仲間とおしゃべりしたり、のんびりくつろぐことができます。

おいしい英国
20170815bh02.jpeg体験編でご紹介したマナーハウスツアーは、11時から1時間ほどかけての案内だったので、終了時はちょうどランチタイム。いい具合にお腹が空いたので、ティールーム「アスコット」で昼食をとることにしました。ここではアフタヌーンティーも楽しめるのですが、この後スコーン作りのレッスンがあったので今回は見送り、ミートパスティをチョイス。これ、私の好物なんです。パスティはイギリス南西部・コンウォール地方の郷土料理で、牛肉などをパイ生地で包んだ一品。「アスコット」のミートパスティは牛挽肉と野菜を炒め、ギネスビールとグレイビーで煮込んだものをパイ生地で包んでいます。こちらのメニューはランチタイム限定。日帰り利用でも味わえるので、ぜひご賞味あれ!
20170815bh01.jpegさて、お待ちかねの夕食。ブリティッシュヒルズでは、3つのスタイルを用意しており、マナーハウスにあるメインダイニングルーム「リフェクトリー」での本格コース料理、「アスコット」での英国家庭料理、カジュアルなパブ料理が味わえる「フォルスタッフパブ」から好みでセレクトできます。
以前、日帰りで訪れた際にパブを利用したことがあったので、「リフェクトリー」でのトラディショナルディナーを選びました。このコースのメインは、イギリスの伝統料理ローストビーフ。シェフがテーブルでカーヴィングサービスしてくれるので、ちょっと厚めにとか、薄めで大丈夫...などお腹の具合に合わせてオーダーできます。ローストビーフそのものに目がいってしまいがちですが、脇役のグレイビーソースもこだわりの逸品。牛すじやゲンコツ、野菜を炒め、その後約1週間かけて煮込みます。グレイビーソースをビーフとともに噛みしめると、奥行きのある味わいが口いっぱい広がります。う〜ん、口福!
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ちなみに、「リフェクトリー」の利用にはドレスコードがあります。男性はジャケット必須。露出の多い服装などはNGなので、ご注意を。

ディナーのあとのお楽しみ
20170815bh15.JPGお酒を嗜む方におすすめなのが、マナーハウスにある「エグゼクティブラウンジ」。ここは宿泊者、しかも20歳以上のゲスト専用。まさに大人のための空間で、重厚感のあるインテリアでまとめられており、英国ドラマ「ダウントンアビー」の客間を思い起こさせます。18時からはバータイムになり、厳選されたシングルモルトやカクテルを味わえます。
20170815bh16.JPGビール派なら「フォルスタッフパブ」は外せません。英国の生ビール・ボトルビールを中心に10種類以上のビールを用意。スタッフとの会話を楽しみながらにぎやかな夜が過ごせます。

羽鳥湖高原の豊かな緑に囲まれているブリティッシュヒルズは、1日でその魅力は味わい尽くせません。できることなら2泊以上の滞在がおすすめ。次回は好きな本を携えて、連泊したいなと画策中です。

(文・川崎 久子)

ブリティッシュヒルズについて詳しくは
http://www.british-hills.co.jp