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街歩き 記事
 列車で行くVol.9 兵庫・赤穂でサイクリング
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兵庫県赤穂市。
「忠臣蔵」の赤穂義士で有名な都市は、
姫路駅からローカル線で約30分ほどのところにあります。

市内に点在する赤穂義士ゆかりの地をめぐるならレンタサイクルが便利。
ということで、駅にある赤穂観光協会で自転車をレンタルして、
サイクリングを楽しんできました。

赤穂の街中は比較的道が平坦なので、いわゆる「ママチャリ」でも楽々です。
自転車だと、古い商家が立つ風情ある街並もゆっくり楽しむことができます。

20131224akou0.jpgのサムネイル画像

のんびり自転車を走らせ、まず訪れたのが、花岳寺。
赤穂藩の藩祖、浅野長直によって正保2(1646)年に建立された古刹です。
静かな住宅街の中にある境内には、四十七義士の墓がひっそりと立ち、
宝物館や義士木像などもあります。

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本堂を入ってすぐの天井画も見事。

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雄々しい寅と竹が描かれたもので、安政元年寅年の作。
もともとは五月の節句の幟だったのだそう。
こんなのぼりが風にはためいていたら、さぞかし迫力でしょうね!

さらに自転車を進め、

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赤穂藩の家老であった大石家三代の屋敷の長屋門へ。

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浅野内匠頭長矩の刃傷事件の際、早水藤左衛門らが知らせを携え、叩いたのがこの門。
享保14(1729)年の火災で建物の大部分が消失してしまいましたが、
この長屋門だけが残りました。
堂々たる門構えを見ると、その後にあったであろう屋敷の壮大さが目に浮かぶようです。

この長屋門のすぐそばにあるのが赤穂大石神社です。

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鳥居を潜ると、両側にズラリと赤穂義士の石像が並びます。
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居並ぶ義士の前を歩いた先に本殿が鎮座しています。
大正元年に赤穂義士をご祭神として創設されたこの神社では、
毎年12月と4月の14日に開催される赤穂義士祭でも祭典が行われます。
義士祭は東京の泉岳寺をはじめ、全国で行なわれますが、
赤穂の義士祭が本家本元。2013年で110回を数える歴史を誇ります。
いつもは静かな赤穂市内もこの日は義士に扮した人々が街をパレードし、
1年の内で最もにぎわいます。


ここからちょっと赤穂義士から離れて、海辺へ。
縁結びのパワースポットがあるという耳より情報を仕入れたので、
赤穂御崎へ自転車を走らせました。
街中は平坦だったのですが、岬へはちょっと急な上り坂が。
頑張ってペダルを漕ぎ、到着したのがこちら。

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伊和都比売神社(いわつひめじんじゃ)です。
平安時代の書物にもその名が残る古社で、
浅野長矩により天和3(1683)年にこの地に移されたといわれています。
日露戦争の開戦前に東郷平八郎が戦勝祈願をしたことから、
航海安全の神様として知られていますが、
私にとっては縁結び要素の方がうれしい...。
ということで、しっかりお参りをし、お守りもいただいてきました。

この神社がある赤穂御崎には、かわいいお店が点々とあります。
古民家を改装した雑貨屋さんや
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海を望むロケーションも魅力的なカフェ。
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急な坂はありますが、自転車でなら20〜25分ほどで行くことができます。
ちょっと足を延ばしてみるのもおすすめです。


(取材・執筆 川崎 久子)