マイスターと世界遺産の知の旅へ by 山本厚子

蔵宿いろは(広島県・宮島)

ゴールデン・ウィークに日本三景の一つ、安芸の宮島に行ってきました。(ちょっと報告が遅いですね・・・すみません)。その時利用したお宿を今回はご紹介いたします。

蔵宿いろは1

「宮島に泊まりたい!」「どうせなら厳島神社の大鳥居も眺めたいな〜」という希望を叶えてくれたのは、昨年8月にオープンしたばかりの「蔵宿いろは」という宿です。

蔵宿いろは2

多くの観光客で賑わう表参道商店街に位置し、厳島神社参拝にはとても便利なロケーションです。(翌朝、まだ観光客が少ないうちに散策できるのもうれしい!)この地にもともとあった宿を改修してオープンさせたそうですが、落ち着いたフロントやロビー、光を取り込むように配された中庭など、デザインも凝っていて、新築のようにキレイでした。

蔵宿いろは3

客室は「海の見えるお部屋」や「山の見えるお部屋」など4タイプ全18室。宿名の「いろは」にちなんで、客室名も「い」「ろ」「は」・・・・・・「そ」となっています。私が泊まったのは「い」のお部屋。4階にある海側の客室です。扉を開けて入ってみると、縦長なお部屋でした。手前にベッドがあり、奥に畳のある和のスペースが広がり、和モダンな雰囲気を楽しめます。そして、窓からは朱色の大鳥居が見え、夜にはライトアップされて輝いている姿も満喫できました。

蔵宿いろは4

黒いカゴにセットされているアメニティは、男女別に異なる内容で、気が利いているな〜と思わせてくれました。そして何よりもドリンクが充実しています。冷蔵庫のミネラルウォーターはフリー、紅茶やほうじ茶、ルイボスティーなど多彩に揃い、極めつけはエスプレッソマシーンで淹れるカフェ。種類が多くて、どれを飲もうか迷っちゃいました。

最上階にあるお風呂は温泉ではありませんが、内湯は微細気泡で白く見える「シルク風呂」です。小さな気泡でマイナスイオンを発し、湯も柔らかく、肌を包みこみます。露天風呂からは瀬戸内海や大鳥居が眺められ、開放感いっぱいです。

蔵宿いろは5

食事は1階にある「カフェ&ダイニング yoimosezu」で、中国山地の旬の野菜や新鮮な瀬戸内の海の幸、厳選した調味料などを用いた日本料理を味わえます。先附に始まり、前菜やお椀、お造り、食事、水菓子まで全12品。それぞれに素材をいかした繊細な味付けで、そして日本料理ですから彩りが美しく、見た目にも楽しめます。ニンジンが鳥居の形になって飾られているのは、食べるのがもったいないほどでした。でも、残念だったことが二つあります。私にとって全体にボリュームが少なかったこと。もう一つは、次の料理の運ばれてくる間が空きすぎていたことです(あまりお酒を飲まないもので時間をもてあましました・・・)。朝食も純和食で、一つ一つ釜で出される炊きたてのご飯が用意されます。

宿泊客でなくても「カフェ&ダイニング yoimosezu」とフロント横にあるショップ「zakka
ひぐらし」は利用できるので、宮島にお出かけの際は気軽に立ち寄ってみてください。

●1泊2万1000円〜3万3600円(税込、サービス料込 ※1室2名利用の1名料金)
●お問い合わせ

蔵宿いろははコチラ

(取材・執筆 山本 厚子)

 

 

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